【読書感想文】美容は自尊心の筋トレ/長田杏奈(またまた怒りについて)
一つの事を考えていると、別の本でも類似案件に当たる事ってよくありますよね。今回長田さんの本でも怒りについての文がありました。とても納得する文章なので長いですが引用してみます。
さすがプロ。表現が適格です。
この本を読んで思うのは、長田さんは本気で美容の力を信じているのに、美容が「若さ」や「モテ」等の偏見で語られる事に心底怒っている感じがします。美容を好きであればあるほど、この矛盾に対する怒りは抑えがたい事が想像できます。
やはり「心の底から湧き出てくる感情」がポイントなのではないかと最近思うのです。
ここで思い出したのは、享受しているいろいろな恩恵の女性の選挙権はそう言えばGHQから頂いたものだったなぁ、という事。
我々日本人女性は心底怒る事なく選挙権を頂いてしまった(心底怒った方もいらっしゃったと思いますが、選挙権を奪取できる程多くはなかったのでは、と思います)。そして日本の男性政治家は心底怒られる事なく選挙権を渡している。
先日どこで読んだか忘れてしまったのですが、「日本人女性は真面目だから、男女に関わらず仕事が出来そうな人を政治家として選ぶ」というような文書を見ました。
確かに日本人女性は選挙権を持っているのですから、本気で日本において女性政治家を増やそうとするのであれば、女性は女性の政治家に投票すれば1度の選挙で女性政治家を半数まで持って行く事が可能ですよね。
その後の日本政治がどうなるかはわかりませんが、少なくとも政権交代ぐらいインパクトがありそうな面白い案だなぁ、と思いました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?