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【読書感想文】欲が出ました/ヨシタケシンスケ(納得欲)

大人気絵本作家のヨシタケシンスケさん。私も大好きです。
この方を好きな人が日本に沢山いるのかと思うと、日本っていい国だなぁ、と思います。

さてこの本はヨシタケさんのエッセイ集なのですがその「はじめに」に書いてあった事に物凄く納得しました!

人がついつい考えすぎちゃう理由のひとつ、「わかりたい」「理解したい」という気持ちをヨシタケさんは「納得欲」と名付けています。

つまり「考える」とは、納得欲の強い人が、自らを慰めるために行う活動なのです。
欲望のひとつであるからこそ、そのゴールには「快楽」があり、快楽の一種であるからこそ、他人と共有、共感ができるのです。

なるほど!納得欲すっきり!!
前からこの自分がぐるぐる考えちゃう感じは「知的好奇心」とかそんな高尚な物じゃないし、何かしら?と思っていたけどズバリ「納得欲」だわ!!

という事はこのnoteという場は納得欲の強い方々が渦巻いている場所なのですねぇ。

理屈も理性も感情も、「どの欲望に由来するか」という意味では、同じものなのかもしれません。

結局、何が言いたいのかというと
「欲望には勝てんわな」
ということなのです。

この肩の力をふーっと抜いてくれる感じがヨシタケシンスケマジックですね。肩凝りにも効きます。

私がnoteを書く理由は
「納得欲を慰めて、自分の快楽を人と共有したいから」
だわ!すっきり!!
(何だかやたらと「!」の多い文章となりました。)

ところでこの本のヨシタケシンスケ名言の中で、私は今年の目標を見つけましたよ。

志は高く、落としドコロは低く、よくかもう

本当にワードチョイスが天才的な方ですね。

今気が付いたのですが私の好きな人は、みうらじゅんさんと言いヨシタケシンスケさんと言い「肩凝りに効きそうな人」でした。
お二人とも万人に優しいひらがなとカタカナのお名前。

私も肩凝りに効く人になりたいなぁ。
こちらは人生の目標です。

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