【映画感想文】パーフェクトケア（欲がでました）
暴力的な話も嫌な話も好きではないのですが、この映画は何だか面白かった。既視感の無い映画と言いますか、誰にも感情移入できない映画と言いますか。
最初は何だか嫌だなぁと思いながら見ていたのですが、だんだん笑えてくる。コメディーと思うと良いのかもしれません。
ヨシタケシンスケさんの「欲が出ました」を読んで以来、人の「欲が出ました」顔が気になってしょうがないのですが、この映画の主人公の女性が最後の方で、もう本当に上手な「欲が出ました」顔をするのですよ。この表情がとても可愛い。
それまで冷酷無比で怖くてタフな女性だったのに、ここで凄い隙が見える。
ヨシタケさんが本の中で「欲が出た時の顔」写真集が欲しい、って書いていた気がしますが、本当に「欲が出た」時って、その人の本性と隙と可愛らしさが混在する最高に良い表情をするのだな、と思い、改めてそこを見つけるヨシタケシンスケさんの凄さを感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？