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【磯の生き物図鑑】ナマコ/棘皮動物

ナマコとは

専門的には、

棘皮動物門きょくひどうぶつもん ナマコこう

というグループに分類されます。

またまた棘皮動物!棘皮動物といったら五放射相称!でもあれ?ナマコはどこが五放射相称なのでしょう???

さぁ、ナマコを輪切りにしてみましょう!オクラのように。

オクラは切ると星形で、5つの部屋に分かれてますよね。ナマコは切ると、中に5本の筋肉が通っているのが分かります。(実際はオクラというより竹輪かな笑)

ウニとナマコも五放射相称!

そう。つまりナマコは五放射相称が縦ににょーんと伸びた形。うーん。生き物ってなんでもアリ。生き物って面白い。


ひたちなかの磯でみられるナマコ

茨城県ひたちなか周辺の磯では2種類のナマコを確認しています(ひとでちゃん調べ)。

ナマコは岩の隙間や転石の下に隠れています。大きな岩の下を探ってみましょう。グニュっとした感触がしたら、ナマコかも?

ナマコは逃げません(笑)。でも先が吸盤になっている管足で岩にしっかりとくっ付いていることがほとんどです。見つけたらゆっくり優しく剥がして観察しましょう!


マナマコ

マナマコ
腹側には先が吸盤状になった管足がびっしり!これで岩などに張り付きます

学名:Apostichopus armata (Selenka, 1867)
分類:シカクナマコ科 

・全長10~30cm(両手の平サイズ)
・茶色〜暗褐色のまだら模様ものが多い
・背側にはイボ(円錐状の突起)が、腹側に管足が並ぶ
・主に転石の下や隙間で見つかる


イシコ

イシコ

学名:Eupentacta chronhjelmi (Théel, 1886)
分類:スクレロダクティラ科

・全長5~10cm(指サイズ)
・肌色~ピンク色
・体は五角柱状で、その角に沿って管足が並ぶ
・転石の裏に張り付いていることが多い



ひたちなかの磯の生き物図鑑を制作予定です!加筆修正しながら完成させていきたいと思ってます。気になる点や分かりづらい点等ありましたらぜひコメントでご指摘願います。
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