娘さーん、浣腸のお時間でーす

前回「近々書きます」と書いて、翌日の投稿で有言実行の運びとなりました。どうも、仕事が早い女です。

※
0歳児の💩の話です。
お食事中の方は……って注意書きしようかなとも思ったけど、気にする人はタイトルの時点でこの記事見ないか。笑

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昨日生まれて4ヵ月目を迎えたばかりの娘は、とにかく便秘がちだ。
赤子の便秘に関しては『マッサージ』『綿棒浣腸』『おくすり』の3つが代表的な対策法だが、彼女はそのどれもがイマイチ効かない。『おくすり』に関しては、最近は飲むこと自体を拒否されるので、こちらとしてはお手上げ状態である。

そのへんの奮闘記に関しては以前記事にもしたので↓こちらでお楽しみ下さい。先の3つ以外にも、本当に色んなご意見を頂戴したものです（だがうちの子には効かなかった、悲しい）。

さて、そんな娘が、今のところ成功率100%の結果を出しているのが、小児科でやってもらうイチジク浣腸だ。やってもらえば5分で出る。圧倒的信頼がそこにある。
そこで、1週間ほど待って出なければ小児科を頼っていたのだが、先日とうとうこう言われた。

　「もし出来そうなら、自宅で浣腸やってみます……？」

一応書いておくと、これは通いすぎてついに医者から見放された……といった話ではない。秋冬で外出もしづらいだろうし、不安なら全然来てくれていいと言ってくれる先生の言葉は建前ではないと思う。後、正直その申し出、普通にめちゃめちゃ有難い。

その場でまず娘本人を使っての実技指導を受け、「また1週間くらい出なかったら、次は自宅でやってみて」と言われたのが9月14日。
そして+7日、出ないからいよいよ浣腸を試す時か……！と意気込んだ21日、娘はうんちを自然排出した。ただし、とても1週間分とは思えない程度に。少ないとは言わないけどまぁ1回分かなっていう程度の量。なんだそれは、『自宅浣腸は嫌だからとりあえず出しとこ』みたいな意志を持っての排便じゃなかろうな……？？？

まぁ余計なアテレコはさておき、自力でちゃんと出せたのは良いことだ。
量は少々不服だが、とりあえずまた1週間様子見かな……と思っていたところに、健康診断でまた23日に小児科に行く運びとなった。
そこで話を聞いた看護師さんが言う。

「うーん、それなら浣腸しちゃっても良かったかもねぇ」

やっていいんかい。

いや、この微妙なとこに対する判断難しかったんで助かります。
こちらも伊達に何度も便秘＋浣腸の経験値を積んできた訳ではない、あの『ハケでペンキを一塗りしました』程度の量は、とても一週間溜まったお通じの量ではない。君がそれを排出した際は、オムツの中はたぷたぷの黄色い海になると、相場が決まっておるのだ。

という訳で、帰宅後『はじめてのおうち浣腸』を試すことになった。
旦那さんがいる時の方が、人手があって良いし。

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とりあえず、これがそのイチジク浣腸。
お湯で温めてから挿入します。ケトルON。

しかし、このイチジク浣腸、地味にタイミングに悩む。
乳が欲しくて泣き叫んでる時にするものじゃないだろうし、かといって乳を飲んだ直後にするものでもないだろう。最近間隔にやや余裕が見えるようになったとはいえ、この時期の授乳は基本3時間おきだ。
その間で、起きてる時間で、明らかにグズってる時ではない時間帯。
後まあ、どうせなら風呂に入る前の時間の方がいい。
んん、難しいな。

今回は親の都合により、浣腸して出してから割とすぐに風呂という流れになった。でも時間差で第二波が来る可能性もあるので、本当はこのルートはあまりオススメできない。こわいこわい。

まぁそんなん言ってる間に湯が沸いたので、温め。

哺乳瓶あっためてる時を思い出すなぁ（※哺乳瓶拒否になってしまったので、もう随分長い間、哺乳瓶ミルクを作ってない）。あれもそうだったけど、ほんと『何秒くらいで適温』みたいな感覚がわからん。
もういいかな、と思って湯からあげても、表面部分だけあったまっててちょっと経つとすぐ冷えたりとか、逆にやりすぎていつまでもアツアツだったりとか。んー、慣れがいるなぁ。

で、無事あったまったこれを

半分捨てます。

いや捨てるんかい、って思ったでしょ？
私も思った。

娘の月齢だと1回15mlが丁度いいらしく、計量スプーンで半分捨てて使えとのこと。なんかもったいないから最初から15mlで作ってくれればいいのになぁとも思うけど、細分化された大量の容器をストックしておくスペースがないとか、多分そういう感じの理由なんだろうなぁ。
こういうのは、文句をつける前に『自分が販売側（この場合は薬剤師側）だったら』を想定すると、なんとなく理由が思い浮かぶものだ。や、合ってるかはわからんけど。
小児はお薬代無料の地域に住んでるので、「なんかもったいないけどなー」くらいの気持ちでいられるのは、贅沢な話だけど有難いなと思う。

えーとそんで、キャップを外した挿入先に、滑りが良くなるようにオリーブオイルを塗る。
……中身が液体だから、そこにオイルが混ざってもなぁと思うと、どうオイルを塗ればいいのか迷う。量はどれくらい塗ればいいんだろう。あっ待って、持ち手の方にまでオイルが垂れてきた、オイルって滑りが良すぎる、ちょ、あぁぁぁ。
……これ、ある程度固形のワセリンとかの方が垂れなくていいかも。
どうせただの潤滑剤としてのオイルだからなぁ。ちょっと考えておきたい。
中身が液体な分そのへんに一旦置いて、がしづらいし、でもオイルでギトギトの手で娘の尻をわしづかみにするのもちょっと。


いやー、これ旦那さんがいる時でよかった。
人手がほしいやつだわ。

バタバタしながら、とりあえず準備完了。
旦那さんに、娘の尻を持ちあげてもらう。私はキャップを外して、液をゆっくり注入する。
旦那さんが慌てたように声をかけてくる。
「あっ、ひとでさん待って、空気抜かなきゃ」

うるさいなぁ、ちゃんと抜い……　あれっ抜けてねぇまた空気入っとる！
えっむず！！

丸い持ち手を押して、挿入先ギリギリのところまで液を満たして（＝空気を抜いて）尻に差す流れなんだけど、押しすぎると液が漏れるし、まぁ難しい難しい。
そんでゆっくり、できれば2～3分かけて入れるとかの指導だった気がするんだけど、あわあわしててそこに意識がいかなかったからもっと早めに終わらせてしまった気がする。途中から娘も泣きだすし。意外と液全部入れるの難しいんだ、あれ。
うっかりすると、スポイトの原理で尻の中の薬剤がまた容器の中に吸い出されて戻ってきてしまうという事態にもなるし。えぇーーーむっずい！

まぁ大騒ぎをしながら、どうにかこうにか薬剤を注入。
オムツで尻から薬剤が漏れないように抑えつつ、ちょっと待つ。
その間、娘はめちゃめちゃ泣いてる。いや気持ち悪いよな、ごめんよ。
ていうかこれほんとに大丈夫か……こんだけ泣かせて結局自宅じゃうまくいきませんでした、とかだとあまりに娘が気の毒なんだけｄ

ﾌﾞﾘｭﾘｭｯ

あ。

大丈夫でした。
いや流石ぼくらのイチジク浣腸さん、マジ信用できる。
その場でさして時間差のない3回の排便をキメて、娘のお腹は無事ぺたんこになった。うあーーーーよかった！！！ちゃんと成功した！！！！！！

娘も気が付けば泣き止んでいる。
スッキリしたねぇ、よかったねぇ！えらいぞ娘。

今後、私が浣腸剤の扱いに慣れるのが先か、娘が自力でうんちを出すことに慣れるのが先か。よし娘ちゃん、ママと競争だよ。
（あっママの負けでいいよ、ここは私に任せてどんどん先に行こうね、自力でうんちしていこうね）