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フライビーンズを作ろう

お友達の季冬さんも、日々ブログを書いてくれている。読みやすく可愛らしい絵柄での漫画ブログなので、友人としての欲目を抜いても楽しい。全人類読め。
さてその中で、こういう話があった。


フライビーンズ!
なっつかしー!!!大好きだったなぁ!!!!

……って思ったんだけど、なんか周りの反応を見てると「えっ、何それ知らん……」っていう人が結構多い。旦那さんも知らんかった。えっ待って待って、これもしや近畿地方限定アイテムだったりする……?小学校給食の人気メニューベスト3に必ず入ってたやつだと認知していたんだが……?!
※↑季冬さんも近畿組、私も育ちは和歌山。

って話をしてたら、友達からこれが来た。
えっ、京都もダメ?!!??って思ったら『お弁当の学校で、給食じゃなかったみたい』とのこと。
確かに市販品とかではないんだよなあれ……!


ざっくり書けば、『大豆の水煮を揚げて、砂糖と醤油のタレで味付けしたもの』である。材料も工程もシンプルなので、食べたことがない人もこれだけでなんとなくイメージがつくかもしれない。
まぁそんで、久々に思い出したら食べたくなったし、作るのも難しくなさそうならちょっと作るかーと思った。

参考にしたレシピはここ。


ところが、向かった業務用スーパーに『大豆の水煮』が見当たらない。『大豆』はあるので、それを一晩水につけるのもアリっちゃアリだが正直めんどくさい。うーん、水煮缶みたいのがあればよかったんだけどなぁ。こっちのパッケージは『旨煮』か、下味がついちゃってるのってどうなんだろう。

と、思ったけど、ここで季冬ブログをもう一度思い返す。


大量の出汁か……。
……じゃあ別に、ある程度下味がついてても良いのでは?

というわけで、今回は『旨煮』を買って帰った。流石にそのまま味付けをすると濃すぎるかなーとおもって、軽く水洗いもしてみる。2回ほど洗って水切りしたけど、その作業の合間に延々と娘につまみぐいされた。普通の大豆よりつまみやすいという点、旨煮の良さその1である。
業務用スーパーのパッケージだからめちゃめちゃ量もあるし、チョコとかより健康的なオヤツ感があるので好きなだけ食え感。洗ってる間に大豆の薄皮も排除できたので、水洗い自体はやってよかったなーと思ってる。

さて片栗粉をまぶして、

じゅわー。

一応豆が半分浸る程度に油を用意したつもりだったんだけど、気がつけば油がぐいぐい吸い込まれてなくなってた。お豆ってそういう具材なんだっけか。怖。
ちなみに旨煮から作ってるので、しれっとニンジンやこんにゃくや昆布が混じっている。娘がニンジンを嫌がりがちなので、こういう時にさらっと食べさせられるのは良い。旨煮を使ってよかったポイントその2である。


実食。
味は割と近い気がする。なんせ30年近く経っての記憶なので正確ではないんだけど、旨煮ルート大当たりだったのでは?
もう一声カリッと揚げたかった気もするけど、そのへんはそれこそ『大量の油で』『高温で一気に』の給食室ならではの可能性もあり。いや私が揚げ物慣れてないだけかもしれんけど。あと、出来立てよりちょっと時間を置いてからの方が美味しかった気がする。味が馴染んだとかがあるのかしら。

娘もいたく気に入ったようで、走って台所にやってきては一口食べてまた部屋に走り戻るというヒットアンドアウェイを繰り返していた。3時半くらいからずっとそれをやって、5時の夕食があまり入らず、風呂上がりの20時半とかに塩おにぎりとフライビーンズをまた食べると言い出した。
大ヒットなのは良いけど、夕飯をちゃんと食べてくれ。『おかず系のおやつ』だからなんとなく許されてるだけだぞそれ。

そこそこ量を作ったつもりだったのに、あっという間にほぼ完食状態になってしまった。
またつくろ。

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