見出し画像

娘を抱えて、私はパフェを立ち食いした。

ママ友さんと、デートをしてきた。
正確には、向こうはハンサムボーイ(生後半年)を、私はキュートガール(後数日で生後半年)を連れているのでダブルデート、もしくはボーイを取り巻くハレムである。
まぁ、ボーイとガールは互いに関しては我関せずだったけど。クールちゃんたちめ。


今回は、それぞれ足が伸ばせそうな距離の中で自然公園的な場所があったのでそこはどうだろうと提案を頂いた。
私も名前は知ってたけど行ったことのない場所。何やらかわいい名前のカフェが中にあるとかで、じゃあそこを目指してみようと。テイクアウトでぶらつこうかなんて言ってた気もするけど、そういや普通に席に着いてしまったな……まぁしょうがないな、パフェがあったからな。

そうなのだ、パフェなのだ。

画像1


めちゃめちゃかわいい。
うっかり2人とも同じのを頼んじゃうくらい、かわいい。

思えば我々は2人ともこの半年、初めての育児にてんやわんやしていた身だ。ついでに言えばその前に1年妊娠のバタバタがあったし、間にコロナ騒ぎのアレコレもあった。

え、何ヶ月ぶりだ?
パフェとか、こういう『かわいー!』っていう食べ物。家ではそう食べられない、『女子会してまーす!』と言わんばかりの映え料理。

いやまぁこないだ『くまさん家』に行ったばかりなのでね、フォンダンショコラめちゃめちゃに美味しかったからあれはあれで大正解だったけど。
妊娠前と比べて格段に『こういうものできゃあきゃあ騒ぐ』という機会そのものが相当失われていたんだなぁと、なんだかしみじみする。
そりゃお互いテンション上がっちゃうわ。


テンション上がったから、飲み物もなんか綺麗なやつ頼んだ(これは味は薄かった)(でも綺麗だから良し)

画像2

なんかね、混ぜると紫色になるやつ。
きれい。

ちゃんと写真撮らなかったけど、実はサンドイッチも頼んだ。
サンドイッチもパフェも美味しかったなぁ。パンにしっかり焼き目がついてて嬉しかった。



──といったものを、ゆっくり味わう暇もなくギャン泣きしだす娘。

あぁ~、さっきまで寝てたのに起きちゃったか。そして泣き出してしまったか。おうおう、グズるってレベルじゃねぇな、ギャン泣きだなこれ。
場所見知りか?それとも人見知りか?相変わらず判断が難しい。とりあえず私にしがみつきながら、時々チラッとママ友の方を見てはギャーッってなってる。チャレンジ精神は買うけど、泣くならやめておけばいいのにwwww何故挑戦するんだwwwwww

普通に失礼なので実に申し訳ないけれど、向こうもそこはママということで理解を示してもらえる。ありがてぇーすまねぇー。
というか、比較的うちの子より神経質エピソードが多いと聞いていたおたくのぼっちゃん、全然動じないですね……こっちが泣くのにつられ泣きするでもなく、初対面の私にびびるでもなく、キョトンとしている。案外本番に強い。えらい。

あーあー、やってる間にパフェのアイスが溶ける、溶ける。
サンドイッチまで頼んだのは無謀だった気がする。とりあえずこのお店、店内と店外の両方に席があるのだけれど、なんせ自然公園内ということで皆景色の良い店外の席を使っていて、偶然にも店内客は我々だけだった。
店員さんには申し訳ないけれど、貸切状態なのをいいことに、立って娘をあやしつつ、ちょいちょいパフェの立ち食いをした。お行儀悪い。
ついでに中のトイレを借りてちょこっと授乳させてもらった。占拠して申し訳ない。流石に何十分も占領はしないから、ちょっとしたうんこだと思って受け入れて頂きたい。
でも結局授乳させてもまたギャンギャンしてた。だめかー。
試しにどうかと言われてお友達のベビーカーもちょっと借りてみた。少し落ち着……あっだめか、やっぱりまた泣いちゃうか。だめかーー。


なんか、後から別のお友達に聞いたんだけど、このくらいの月齢の子はあんまり目を合わせない方がいいんだって。人見知りが始まりがちなこの時期、大きい人がじっと見つめてくると泣く確率が上がるとか。
そっかー、赤ちゃんかわいいからつい見つめてしまうもんな……我が子はさておき、よその子はそういうものなのだと肝に銘じておかねば。



結局パフェとサンドイッチを8割方食べて(ちょっと残した。もうしょうがない、申し訳ないけど私は満足したから良し)、多目的トイレを探してオムツも代えてみて、ちょっと外の風に当たりながら歩いて、やっと娘はちょっと落ち着いた。
そして落ち着いた頃には、もう我々は帰る時間だ、慌ただしい。

ただ、行きはバスにして、帰りは歩きにした。
バスは楽だけど、歩きながらだといっぱいおしゃべりできる。良き。

娘が泣いてばかりで申し訳ないとは思いつつ、私はやっぱり楽しかったので。また会ってもらいたいなー。今度は娘の人見知りがもう少し落ち着いてくれるといいなぁ。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?