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歌詞カード(絵本)を作った話

昨日先にTwitterにあげちゃったのは、「ママーーッ!!!みてみてーーー!!!!!!」の生涯不滅幼児精神と、あとnoteだと動画が貼りづらいから先にあげとこ、っていう準備も兼ねて。
いっぱい見てもらえて嬉しいぜ、わーい!!!


↑本とやらの中身が見れればもうエェわ、の人はこれだけ見てくれればいいぜ!
センキュウ!!!!!


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娘ちゃん3歳3ヵ月。
テレビをつけるとほぼ『いないいないばあっ!』を要求してくるキュートレディ。
ワンワンたちには日々お世話になってます。

この『いないいないばあっ!』という番組、それはそれはたくさんの曲が出てくる。
どれが1番、を決めるのは本当に難しい。楽しい曲、穏やかな曲、不可思議な曲(最近やってる歯ぐき推しの歌、あれ何……???)。0〜2歳をメインターゲットにしてるとは思えないほど、曲調が速くて歌詞を追いづらい(でもアップテンポでめちゃめちゃ楽しい)曲も多々ある。

今回ピックアップした『ダカランド』も、かなり曲調が速い。でもすごく楽しい。かつ、しっかり寄り添ってくれる優しい歌詞でもある。
私もちゃんと曲を覚えたくて、何度も聴いて、ちょっと涙ぐんだ。希望に向かってキラキラと大きく腕を振って歩いて、時には転んだり泣いちゃってもいいんだよ、大丈夫だよっていう歌詞が優しすぎる。娘が大きくなってからも心に留め続けてほしい名曲だと思う。

これは、作曲をされてるGReeeeNさんの公式ページからの説明。

『ポポポポポーズ』も『テトテトテトテトテ』も大好き。GReeeeNさんにはまた是非新曲あげてほしい。

で、そんな素敵な曲だけど、娘が耳だけで覚えるにはちょっと歌詞が流れていくのが速すぎるかなと思ったわけだ。なんとなーくは耳からも覚えていけるけど、きちんと歌詞がわからないと口も回らないよね。一緒に歌いたいけど処理が追いつかない感じ、よくわかる。我々大人はテレビのテロップやネットの歌詞検索が使えるけど、3歳児にそれは厳しい。
ネット検索したら歌詞を印刷して渡せば良いかといえば、そうでもない。文字も小さいし、(ダカランドは漢字は使わずに済ませてくれてるにしても)娘はカタカナもまだ読めないし、一応1文字ずつひらがなを追って読むことはできるけれど『文章』を読むのにはまた違った労力がかかるらしく、なかなか読もうとはしない。絵本なども文字には目をやらず、記憶のみで雑に読む方だ。それはそれで横で聞いてて楽しいけど、どうせなら歌詞はハッキリさせてあげたい気持ち、まぁある。負担を少しでも軽減させつつ『読む』という行為に持っていくのには、それなりに工夫がいる。

だから、自作で『絵本型の歌詞カード』にしようというわけである。

無骨な文字だけじゃなく、イラストもたくさん入れて、楽しく。折角だから、娘にも登場してもらおう。いっぱいみんなで遊ぼうね。
歌詞1行で1〜2ページ使うくらいに分割して、その分文字も大きく。あとこういうの作ってみて気づくんだけど、世の中の幼児用の絵本って単語ごとにさりげなく空白を入れてたりするよね。「さりげなく くうはく を いれてたり するよね」みたいな。きっとその方が読みやすい。そういう工夫も真似をする。
カタカナをひらがなに変換するかはちょっと悩んだけど、ふりがな方式にすることにした。一般的な絵本のふりがなはかなり小さい文字のことが多いけど(読ませる気あるんか?みたいな小さいふりがな、ほんと多い……)、今回は大きめに。ちょっと色も入れて、目がいきやすいように、でも邪魔にはならない程度に。
いつかカタカナへの入り口にも繋がると良いなーなんて(ところでひらがな用の教材は結構あるのに、カタカナ用が意外とないのなんで???いいのあったら教えてください)。

余談ながら、途中から(もう背景案ネタ切れだよぉ!!!)とか相当悩んだ。鮮やかに楽しく何ページも描けるプロの作家さんたちは本当に凄いよね。普段忘れがちだけど、自分がチャレンジしてみると(プロすげーーー!)ってしみじみしちゃうぜ。
悩んだ挙句、今回は一部シールを貼ったりもした。そのへんの自由度は自作・個人用ならではかな。でもこういう形で文字と触れ合える本、絶対需要があると思うんだけどな……NHKさん、公式で作ってくれません……???

本の土台に使ったのは無印の絵本ノート。
サイズが小と中であるけど、どっちだっけなこれ……ページ数的に中な気がする。多分。
表紙がツルツル、中が薄手のペラ紙なので、あまり何度も消しゴムをかけたりするのには向いてないかと思う。今回はほぼ一発描きで頑張った。できれば文字の方を読んでほしいので、文字はペン(コピックマルチライナー)でくっきりと、イラストは色鉛筆を使うことで多少視覚差をつける。
表紙はシャーペンでうっすら描く→コピックで塗る(でもかなり色が乗りにくい!あとベタベタする!)→ペン入れ、の順番にしたんだけど、これ表紙は何で描くのが正解か、結局よくわからない。色鉛筆も絵の具も乗りにくい素材だと思うんだけどなぁ……?手触りがベタつくのも、今後濡れた手で滲ませるのも嫌だったので、仕上げに保護フィルムみたいなやつ貼った。なんか、本の補修とかに使うらしいでっけぇフィルム。昔保育園の連絡帳用に買っておいたのが役だったぜ。

(保護フィルムはここのメーカーかは忘れちゃったけど、まぁこういうやつ)


勿論それだけ親が心を砕いたところで、娘が文章として歌詞を読もうとしてくれるかと言えば、そんなこたぁない。
『よく知ってる歌(文章)』ではあるので、文章を読もうとするきっかけに繋がれば良いなぁとはそりゃ思ってたけど、まぁそんなのはいつか未来でのきっかけで良いのだ。焦るところでもないし、ほぼ私の自己満足で作ってるので。

それより折角なので、途中から娘に参加してもらうことにした。一緒にやろうぜ。

シールをぺたぺた貼ったり
色を塗ってもらったり

ちょいちょい大きくはみ出して塗ったり、逆に中途半端に塗られたりしてるところがあるのも、最早味わいである。
幸いすべてをぐしゃぐしゃに塗り潰されることもなく、大体指定通りに塗ってもらえたので、私としても満足度が高い。素晴らしい仕事ぶりですよ、娘ちゃん。優秀。

後まぁ、個人的に気に入ってるとことか、小ネタとか。

私も、うーたんたちにヨシヨシされたい
このへんは、歌うと実際にこのポーズで娘が踊ってくれるとこ


参考画像。昔のオープニングです。


キュッと止まってる後ろの3人気に入ってる


ワンワンといえば
『大きなカエデの木』よね


ワンワン25の録画をコマ送りでチェックしたら、ワンワンは横に転がってたのでこう。
娘も実際にこのポーズしてた写真を見ながら。


娘に「はるちゃんに会ったら何したい?」って聞いたら「桜が見たい」と言われまして。
エモかったので採用。
じゃあうーたんは夏にしよう。
帽子のトマトちゃん、めちゃめちゃ娘にウケて嬉しい。
ではワンワンは冬で。
ワンワンだるまとムスメだるま。
(秋はカエデの木があるのでよしとした)



そんな感じかなー。んふふ。
製作期間どれくらいだったかな、多分2〜3ヵ月くらい。やー、頑張った頑張った。その間に娘がワンワンに飽きてなくてよかった(笑)。

イラストだと、ワンワンたちとめいっぱい遊んでもらうことも自由に叶えられるのが良いよね。
お友達も「私も母が作ってくれた、自分が登場する絵本あるけど、いまだに宝物だものなぁ」って教えてくれた。
これも娘にとっての宝物になってくれたら嬉しいなぁ。

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