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思考を狭くする「当たり前」を壊す!

あたりまえ~♩あたりまえ~♩あたりまえたいそう♩
右足を出して左足を出したら♩歩ける~♩
あたりまえたいそう♩

これはお笑い芸人COWCOWのネタである「当たり前体操」です。そう、みんな歩くときは無意識に右と左の足を交互に前に出していますよね。右、左、右、左と意識している人は少ないと思います。この無意識が「当たり前」の本質です。

「当たり前」メカニズム

「当たり前」のメカニズム
我々は、生きていく上では「初めて」の経験を何度も連続します。その「初めて」を経験する度に人は「学習」をするので「意識」的にできるようになり、そのうち「無意識」でもできるようになります。この無意識でもできる状態が「当たり前」の状態です。「当たり前」の状態は思考が自動化されているので、「効率」や「生産性」はアップします。

しかし、「当たり前」になると非効率的なことをしたくなくなるので、「なぜ?」を考えなくなります。「なぜ、このようなことをしているのか?」「ずっとこんなやり方だけどどうして?」を考えなくなります。それを考えるだけ無駄だと思ってしますからです。

しかし、この「なぜ?」を考えないことは、「物事の深い理解」や「創造的な発想」を阻害することになります。つまり、変化の足かせになるのです。

固定観念

「当たり前」は効率性はアップさせますが、新しいことを考えることに向いていないのです。では、新しいことを考えるためには何をしたらいいのでしょうか。

それは、「学習棄却(アンラーニング)」をすることです。これは、意識的に「当たり前」を捨てるということです。この「当たり前」を捨てるために行うことが2つあります。1つ目は、「なぜ?」をところん突き詰めるということです。根本にある「なぜ?」に立ち返ることで、これまで1本しかないと思っていた道は実は何本もの道筋があり、それを知ることで理解が深まるし、他の発想にもつながりやすくなります(横展開しやすくなります)。2つ目は、これは固定観念ではないかと常に思うことです。こちらはマインドセットに近いと思います。自分が想像していることが起こる方が安心できますし、逆に想定していないことが起こることは不安だと思います。しかし、この目の前で起こっていることが常に正しいのか自問自答してこれは固定観念かもしれないと思うことで、新しい概念を吸収しやすい体になると思います。

「当たり前」を意識的に壊して物事の深い理解と創造的な発想を手にいれましょう!

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