勝手にゴルフメーカー批評
5年くらいゴルフ業界で販促のようなことをやっていたので、その時の勝手な印象を書く。ちょっと今の状況とは違う部分もあるかと思うが、主観なので。
テーラーメイド
一時期の薄利多売商法により間口を広げたと勝手に思ってる。アウトレット行くとすげえたくさんクラブ出てた。
クラブは実際飛ぶんだがパワーある人向けなんで
そりゃ飛ぶわな。脱落する人も多数。
意外とレスキューとパターが良い。
RBZ以降やや下火になり、アディダスからも
見放され大リストラなどあったが
M1、M2あたりから復調し、M6までいって、突如SIMブランドに変わったかと思いきやステルスブランドと迷走中。
一年でマークダウンする。
ピン
最近やたら人気だが、これも自分の中ではゴリラ仕様。
ちょっと前までUS仕様と共通とかでSシャフトがやたら硬い。G400あたりから一般日本人でも使えるようになった感。G30がトラウマでもうドライバー使わん。こないだユーティリティ買ってみたがツアーシャフトは今時の純正シャフトと比べるとだいぶ硬い。でも方向性は良い。
パターも有名だが地味。フィッテイングは受けてみたい。
G430はマークダウンしない。
キャロウェイ
X HOT以降地味だったが、EPICのジェイルブレイクで
無事脱獄。バカ売れする。
ドライバーのヒット後に一本3万円を超えるEPICアイアンを出して高価格帯にチャレンジしてきたが実際これもバカ売れ。
その後も革新的な技術をだす。
宣伝上手な印象あるが、パワーが無くても実際飛ぶ。X HOTもあるがフェアウェイウッドの作りが良く、共通してスプーンの球は拾いやすい。
ユーティリティは最近普通になってきたが、形が独特。
オデッセイのパターは使用率ナンバーワンというが薄利多売も貢献している。
小物がオシャレ。
一年でマークダウンする。
タイトリスト
カッコいいんだが、難しい上に飛ばない。
正確さがウリなので飛ばせる人は良い。
プロV1、ボーケイ、キャメロン、フットジョイと、ゴルファー憧れのブランドをひと通り持つ。
最近のキャディバッグは地味。
外ブラとしては唯一か?2年でマークダウンする。
最近カスタムシャフトをDIとIZで展開してるのでグッと来てる。
最近出たGTシリーズは飛ぶみたいです、飛ばないとか言ってごめんなさい。
アダムスゴルフ
テーラーメイド傘下だった、今は知らん。
昔は日本でも買えたが今は見なくなった。
RBZから長らく搭載されたクラウンの溝は
ここが最初だったはず。
タイトライズってフェアウェイウッドがスマッシュヒットした。
ナイキ
現在はクラブから撤退。タイガーウッズが使ってた。知らんけど一時期四角い変な音のドライバーは良かったらしい。まだ元気な時はキャディバッグもデザインが良かった。今は完全に量販店スタイル。パターは前衛的な形が多い。ウェッジもノーメッキのウェッジとか出してて、店頭に出してる時点で錆びて困った。ピン型のパターを持ってたが売らなければよかったと後悔している。ネックにNIKEって書いてあるのはカッコいい。
コブラ
最近だいぶ人気だが、取り扱いなかったので知らん。
エアロジェットは飛んだ。
設計の革新性や尖り方を見るとNEXTピンみたいな感じだろうか。ドライバーとユーティリティは買ってみて、アイアンは試打計測レベルだが、飛距離、方向性共になかなか良い。ちょっとハードなのでワンスペック下げるくらいの謙虚な気持ちでちょうど良い。
ダンロップ
住友ゴム
国内ナンバーワンのクラブメーカー
20年以上続くモンスターブランドであるゼクシオと
松山英樹が使うスリクソンを持つ。
昔はキャロウェイの代理店だったが、キャロウェイとの契約が切れてクラブ開発を始めたとかなんとかのうわさがある。
ゼクシオは韓国でも人気。韓国の方はどんなにパワーがあってもRシャフトを持つのがステータスらしい。日本人とは逆。
スリクソンは長らくウッド不遇だったが、最近は飛ぶらしい。
あとキレッキレのアイアンやコスパ抜群のクリーブランドも持つ。
ユーティリティも無難に良い、ボールも良い。
シャフトも自社で作成
宮崎県都城市に根城を持つ。
ブリヂストン
昔からのBS党で持ってるブランド。
TOUR STAGEからBRIDGESTONE GOLFになり
タイヤと同じBマークがついて
ダサっと思ったが、そのうち慣れた。
実際のところ捕まりやすくて扱いやすい。
ギアはころころ買い替える方だが
ドライバーもアイアンも長らく保持していた。
個性が無いだけ。
ボールも良い。
ミズノ
アイアンに全身全霊。
絶対値下げしない。
PRGR
横浜ゴム
変態メーカー、eggとかQとかエゲツない商品を出してくる。
地クラブ的な展開も行う。
フィッティングの機械も開発する。
スイング理論の本も出してる。
国内パターブランドNo.1らしい。
ナショナルブランドの中では全体的に自由すぎ。
過去に反発係数を違反して回収に至った過去がある。
それで馬鹿みたいにコストかけてチェックするようになったらしい。
横浜ゴムが母体なのに、ここのボールはOEM生産。
ホンマ
往年のメーカーという感じだったが中国資本が入り、イ・ボミをはじめとする多数のプロと契約して瞬間風速を上げたが、あえなく失速。現在はタイトリストの元開発者だとかブリヂストンの元開発者だとかが関わっているとかいう噂のボールが高価格帯、低価格帯ともに人気のよう。
キャスコ
香川の変態メーカー。元はグローブ屋さん。
UFO、パワートルネード、ドルフィンウェッジ、ゼウスインパクト、RED9/9。。。ニッチ戦略を地で行くメーカー。数年に一回ヒットする。
オノフ
釣り具のダイワと同じグローブライド傘下。
お年寄り向けのクラブというイメージだが、意外に好評。
釣具屋の系列らしくカーボンを扱うのが得意で、オリジナルのシャフトも多数揃えてる。
小物も上品なシニアや女性に向けているのかシンプルで品が良い。
ヨネックス
バドミントンラケットシェアNo.1
オノフ同様にカーボンを扱うのが得意で、オリジナルのシャフトを多数そろえてる。割といいクラブ作ってるんだけど、いかんせんロゴがゴルフメーカーっぽくないのとスポーツブランドらしくガチ感あるので敬遠される。基本的に熱血系。大学教授と共同開発した真四角のパターがある。アイアンは個人的になぜか苦手だった。
フォーティーン
過去はウェッジと言えば、の中にあったが
最近は外ブラに押されて風前の灯
個人的にはなんか引っかかって苦手。
ヤマハ
あんまり扱ってなかったので知らん。
シニア向けの爆飛びアイアンの印象。
ざっとこんな感じ。外ブラに目が行きがちだが、国内ブランドの方が安定感ある。あと純正シャフトが振りにくいってんで、TOUR ADとか三菱とかのカスタムシャフトが手に入りやすいのでそっちに行きがちだが、ダンロップ、ヨネックス、オノフ、ミズノなどのシャフトのほうがキックポイントなど細やかに展開しててコスパも高い。弾性がどうのこうのより、キックポイント合わせるのが大事だと思うのですべからく中調子で微妙に具合が違う有名メーカーシャフトよりもこちらの方をお試しあれ。また気が向いたら書く。