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負けをイカせ

どうも、一度も1位になったことないマンです。1位かとも思った新潟HCも中川兄に負けたし、JBCF赤城もE2とE1の人に負けました。レース結果だけ見ると、負け続けています。
そんな負け続きのワイがお勧めの本が、為末大著「負けを生かす技術」。素晴らしい本過ぎて、5回くらい通読したので、特にサイクリストに参考になりそうな極私的ポイントを以下にまとめてみた。
結論、少しでも関心あったら、この本読んで、ってこと。

「負け」を恐れるな
本当の失敗とは、転倒したという結果ではない。転倒したまま起き上がらないこと

局面局面で、「失敗した」と認識することが失敗。認識した失敗は、その後の過ごし方、また失敗の活かし方で、永遠の失敗ではないものに変わっていく。めちゃくちゃ強い人だって、勝ち続ける人生を得ることなんて不可能なんやし。

「勝利条件」を設定せよ
勝つことより、勝とうとしていたことが最大の報酬。一番価値があるのは、夢中でいられる時間。

相手もいる競技にて、「相手に」勝つこと=結果と考えて、相対的な勝ちに固執し、縛られてしまうと、めちゃくちゃ辛くなることもある気がする。
勝ちたいと思って、一人で努力したり、仲間と切磋琢磨したり、そのプロセス自体に没頭している時間が、一番の自己への報酬じゃない?勝ったことないから、そう思ってるだけかもしれんけど。

「日常」を整える
他人との比較でモチベーションを保とうとすると、実は辛くなる。
頑張りと発散をセットにしておく。潔癖にモチベーションだけを高く保とうとする危険性に、気づいておいた方がよい。

やれFTP、やれスプリントパワー、やれ峠のタイム。他人と比較しても、結局、多くの人にとっては、常に上には上がいる。今最強の人でも、いずれは自分より上の奴出てくる。やったら、昨日の自分、昨年の自分と比較したらいいやろうし、年齢相応な目標設定があるやろうなと。
あと、「モチベーション高くないといけない!」強迫観念にとらわれている人結構多い気がする。とくに自転車界隈。頑張ったら、発散させる。厳しい節制をしたら、発散させる。追い込んだ後は、パンを求めてゆるポタする。
頑張りと発散はセットでどぞ。個人的には、「ヒルクラTTと昼喰らTT」のセットがお勧め。

あと10個以上書きたいことあるけど、長々と書いても仕方ないし、関心持ってくれたなら、為末さんの本をぜひ読んでほしい。
ってことで、秋の夜長にぜひこの一冊を!
為末大著「負けを生かす技術」