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ヤツは、片頭痛

梅雨。
わたしにとって、最悪の時期。

今年は、全国的に例年と比べ梅雨の期間は短かったらしい。
貯水状況や農作物に影響を及ぼさなければいいなと思いつつ、
個人的に、梅雨が短いのは大歓迎。

なぜなら、
その時期はずっと「頭痛」と一緒にいなくてはいけないから。

そうなんです。
「片頭痛」保有者です。


「仲良くしよう」とすると、
なぜか攻撃的になってくる。ヤツは。

「もう放っておいて」と言うと、
異常なほど近寄ってくる。ヤツは。

ようするに、動いていても安静にしてもヤツは居座る。
どっちにしても、離れられない。ヤツと。最悪。

では、ヤツの情報収集から。
・21,480名を対象に片頭痛について調査
・片頭痛の可能性がある割合は、全体の3.2%
・女性の片頭痛者は、男性の4.4倍
・医師の診断を受けていない片頭痛者は、81.0%
・何かしらの市販薬を服用は80%、処方薬を服用は4.8%
・頭痛症状が重症であると捉えていた人は、全体の52.9%
・片頭痛者の72.9%が、日常生活に支障がある(中等度から重度)と捉えていた

(出典:CareNet)

なるほど。
同じ境遇の人がいると思うと、心つよい。
けど、心つよいだけで、
ヤツと仲良く(なくなる)は、なれない、か。

あらためて、ヤツのメカニズム。
・片頭痛が発生するメカニズムは未だ解明されず
・気圧変化も関係しているかもしれないが不確か
・発生機序は、「神経説」と「三叉神経血管説」がある
・諸説あるが、三叉神経血管説が有力?
・三叉神経血管説とは、何かしらの理由により脳血管が拡張
・拡張した脳血管が周囲の神経を刺激して頭痛が誘発
・発症トリガーは、ストレス・寝不足・天候や気圧変化・肩こりなどなど多岐に渡る
・発症中は、心臓より下に頭部をもっていかない
(血流量増加による頭痛増悪)


わたしの場合は、(あくまで個人の見解)

・小学校4年生の6月に初発
(10日間続いた地獄生活から36年来の付合い)

・初発時、痛すぎてトイレから1時間以上動けなかった
(思い出)

・天候に、おおきく依存
(雨が降る前は最悪)

・たまに、天気予報より、天候が当たる
(ナチュラル気象予報士)

・普段より寝過ぎた時は最悪
(6時間以上の睡眠は危険)

・「あ!! ヤツがくる」は、
  異常なほど敏感になる「におい」から
(前兆は人それぞれ)

・発症中、思考・動作が停止し、廃人と化す
(強制シャットダウン)

・発症中、ロキソニン錠剤などは、もはや、お菓子
(乱用はダメ。今は処方薬を頓服)

・重症な時、本当に頭が割れているんじゃないか疑う
(頭を触り割れ目を本気で確認する)

・「あ。この人、片頭痛あるかも」と直感でわかる時がある
(根拠ゼロベース)

・「病は気から」は通用しない
 (ヤツは、気合いではいなくならない)

以上、
個人の見解はまだまだありますが、
ここら辺にしておきます。

片頭痛をお持ちの方は、
共鳴いただき(共鳴した分、良くなればいいのですが…)、
お持ちではない方は、
周りに片頭痛者がいらしたらどうか労わってあげてください。
(発症中、過度な声がけは禁物です)

最後に。
近年、片頭痛に対する画期的な注射薬が認可された。
1ヶ月に1回の注射で片頭痛を予防できる夢のような治療。
治療成果も出ている。
しかし、未だ治療費が高い。

片頭痛は、日常生活活動をも危ぶまれ、
実際に支障を来たしている。

片頭痛者の治療が確立され、多くの片頭痛者に行き届けば、
会社の業績は上がるはず。
延いては、
日本経済の賑わいを齎すインパクトファクターになるだろう。
(言い過ぎか)


そろそろ仲良くしようか。
片頭痛。

お願い。
もう、ヤツ呼ばわりしないから。


では。では。

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