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ダブリンぶらり(7) ごちそうさまでした

よく聞くことだが、イギリスやアメリカは料理がマズいというのが定説。けれど、前に書いたことがありますが、どこの国にも、不味い店もあれば美味い店もあるのが、当たり前。国単位や町単位でくくってみても、そんなのは不毛でしょう。

にもかかわらず、今回は言わせてもらいましょう。

アイルランドの飯は美味い

基本的に農業・酪農が主産業のアイルランドだから、肉や野菜や乳製品が美味いのは当然として、北大西洋に面しているのだから、魚も美味い。これではマズくなりようがないといえばないですよね。

到着初日に食したのが、ご当地名物のフィッシュ&チップス。イギリス料理として有名ですが、ちゃんとアイルランドのパブにもあります。

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感想としては「魚、デカいな」 コッドとかハドックとかいう魚だそうですが、食した感じは要するにタラですね。でもサイズは日本の居酒屋で出てくるホッケの半身くらい。そしてこれがけっこう美味い。ビールにピッタリなんですね。

こうした料理を食わせるパブは、イギリスでは完全に飲み屋ですが(未成年は入れない)アイルランドでは食堂のイメージ。子どもたちも一緒に飲み食いできます。街中にパブがたくさんあるわけです。

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アイルランドでは、ビールも有名。この写真はギネス。地元在住の人に絶対飲んでけと勧められましたが、たしかに日本で飲むギネスとはひと味違います(ような気がした) でも気に入ったのは、もうちょっと薄めのエール。パブでは濃い味の料理が多いので、さっぱり飲めるエールのほうがいい感じでした(個人の感想です)

ビールとともにその名も高いアイリッシュ・ウィスキーは、飲みそこねました。残念!(ほんとは帰国時の空港で試飲だけしました)

一説に、アイルランドの朝食は世界一とかいうそうです。滞在中はホテルの朝食ビュッフェで毎日朝食をとっていたのですが、こんな感じ。

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アメリカのホテルで朝食付きはほとんどないのですが、イギリスやアイルランドのホテルでは宿泊に朝食がセットになっているのが多いようです。やはりB&Bの伝統があるからでしょうか。

たしかに美味だった朝食の中でも、気に入ったのが、これ。

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ブラック・プディングとかブラッド・ソーセージとかいうやつですね。スコットランドのホテルでも喰ったっけ。豚の血液を使ってコクを出したソーセージです。食べた感じは、ミニハンバーグに近いですね。

海外に行くと、やっぱり喰いたいのが、肉ですね。遺跡めぐりツアーの昼食で食べたのはラムロースト(骨付き) そして知人が宿泊していたホテルのレストランでいただいたのが、アイリッシュビーフのリブアイ・ステーキ

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いやいや、羊も牛も、たいへん美味しゅうございました。ボリュームも凄かったですが。

そして、こちらは息子が喰ったステーキサンド。これもデカい。

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なんとなくおわかりでしょうが、どの料理にもガッツリついてくるのが、ポテト。マッシュだったりフレンチフライだったりいろいろですが、とにかくジャガイモ抜きの食事なんて考えられないらしいです。息子の見解では「ご飯のかわりがポテトなんだね」 慧眼かも。

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こちらはバーガーキング。世界的チェーン店ですが、ちゃんとローカライズされたメニューもあります。そこで、「アイリッシュビーフ100%」とうたったベーコンキングなるメニューなど、家族3人で1品ずつ。それに「オレオシェイク」なる日本にはない(と思われる)飲み物をオーダーしたのですが、ついてきたポテトは、アレレ4袋あるぞ

どうやらシェイクにまでポテトがセットされていたようです。おびただしい量のフレンチフライ。さすがに喰いきれず、息子がホテルまで持ち帰って夜食にしてました。

海外でたいがい喰う中華料理ですが、今回はパス(そういえば、あんまり店がなかったような) その代わり、ショッピングモールのフードコートにあったこんな店を試しました。

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J2」ですか。水戸ホーリーホックやジェフ千葉じゃあるまいし、なんでJ2なんでしょう? まぁ昇格めざしてがんばってください。

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といったものの、寿司はちゃんとJ1クラスのもの。魚が美味いのだから当たり前でしょうが、酢飯もガリもちゃんとしてました。

メニューにあった「Noodle」を、勝手に汁うどんだと思ってオーダーしたうちの奥さんは、出きてきたのが和風とも中華ともつかない焼き麺だったのがご不満だったようですが(これはこれでそう不味くはなかった)

さて、アイルランドの伝統料理をというので、パブで食したのが、こちら。

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奥がアイリッシュ・シチュー、手前がベーコン&キャベツ。どっちもアイルランドの伝統料理だそうです。

アイリッシュ・シチューは、ギネスなどのビールでラム肉を煮込むものだそうで、たしかにやや苦みのある独特の風味(ライ麦パンがどんと投入されてます) ベーコン&キャベツは文字通りで、ぶ厚いベーコンとゆでたキャベツ、それにマッシュポテトが添えられ、パセリ入りのクリームソースがたっぷりかかっていました。いやいや、これはクセになる美味でありました。また食べたいなぁ。

ちなみに、凝った料理ばかりでなく、こんなファストフードも。

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上は、イギリス系のチェーン店、コスタ・カフェ。下は国立美術館のカフェテリア。こんなシンプルなサンドイッチでも充分美味しく感じるのは、やはりアイルランドだからでしょうかね(笑)

そして最大に謎は、なぜかどこのレストランでもカフェでも、ソフトドリンクの王者がファンタだったこと。それも、なぜか申し合わせたようにファンタ・レモン。日本では決してメジャーとはいえないファンタ・レモンがなぜ王座に君臨しているのかは、謎のままであります。

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