ゴールデン映画
ゴールデンウィークも終わりましたって時に、なんですが(笑)
いま、コツコツ読んでいるのが『ゴールデンカムイ』ってコミックです。アニメにもなった人気もの。
コミックは連載からではなく、コミック本にまとまってから読む派なので、ぼつぼつ追いかけています。
そもそも読み始めのきっかけは、ローカルバラエティ番組の「ブギウギ専務」で、カカリチョウが面白さを熱弁していたから。どれどれと思って読み始めたらけっこう性に合ったので、楽しんでいます。
現在進行形で読んでいるコミックもだいぶ少なくなって、ずっと読んでいるのは「GIANT KILLING」くらい。なので、しばらくは「ゴールデンカムイ」で楽しませてもらいましょう。まだ先は長いし。
さて、金ピカ大好きの私なので、映画でもタイトルに「ゴールデン」とあればとりあえず見てみたくなります。
たとえば「ゴールデンボンバー」
いやいや、流行りの彼らではないですよ。
彼らは2004年の結成だそうですが、それに先立つこと15年、1989年製作のこちらが私にとっての「ゴールデンボンバー」です。
前にも紹介したことのある「ハルク・ホーガン映画」の最初の一作。まあしょうもないB級アクション映画ですが、公開当時は「ああ、あの木偶の坊だったホーガンが偉くなったもんだ」としみじみと感心したもんです。もちろん劇場公開に駆けつけましたとも。その後再見してないけど。
VHSソフトはうちのどこかにあるはずだけど、日本ではその後ブルーレイはおろかDVDにもなっていないのは、まあ当然といえば当然かな。
同じく、タイトルに惹かれて見たものの、けっこうガッカリ映画だったのがこちら。その名も「ゴールデン・ボーイ/危機また危機」
いや、このDVDジャケットは映画のイメージを著しくハズしていますなぁ。やっぱ、昭和感あふれるこのデザインでないと。
日本公開の1974年当時、すでに絶頂は過ぎていたとはいえ人気スターだったジュリア―ノ・ジェンマ主演のアクション映画。ジェンマが扮するのはカーレーサー(まだ当時はF1ドライバーという呼び名はなかったと思う) 恋人が殺され、その殺人容疑を受けた彼が、警察に追われながら真犯人である麻薬組織と闘うという定番ストーリー。とはいえ、演出もアクションもユルすぎて、まるで盛り上がらない。
実際のF1会場にカメラを入れ、当時の一流レーサーたちがちょこっと顔を出すのが売り物だったみたいだ。私はずっとあとに新宿ローヤルあたりで見ただけなので、よく覚えてなかったけど。
100%イタリア映画だけど、舞台は全部ロンドンというあたりはマカロニアクションっぽくていいんだけどね。あと、なぜか耳に残るこのテーマ曲も良いよ(音楽はジャン・パオロ・チッティ)
ちなみに「ゴールデンボーイ」という映画は別にある。「危機また危機」がついていないやつですね。
1939年の「ゴールデン・ボーイ」がそれ。戦前の映画ですよ、戦前の(日本公開も1940年。なんと昭和15年です) 一人の青年がボクサーになるか芸術家を志すかで迷うというシリアスドラマだそうで、私は見ていませんが名作なんだそうです。主役の青年を演じたのは、前回ちらっとご紹介した私の初期のヒイキ俳優であるウィリアム・ホールデンで、これが彼のデビュー作なんだから、ね、古い映画でしょ。
そして「ゴールデン映画」の決定版が、これなのはいうまでもありません。
007シリーズの第17作「007/ゴールデンアイ」(1995年) ピアース・ブロスナンが5代目ジェイムズ・ボンドを襲名した記念作。
007シリーズは、第9作の「黄金銃を持つ男」(原題にはGoldenが入ってます)までは、いちおうイアン・フレミング著の原作小説があって、そのタイトルを映画タイトルにも流用していたのですが、ここで原作になりうる長編小説が品切れになります(本当はあと2作あったけれど、いろいろ大人の事情もあってね)
そこで第10作には、内容的にまったくスパイ小説ではない『わたしを愛したスパイ』がタイトルだけ採用され、オリジナルストーリーで「007/私を愛したスパイ」が製作されました。ついで残った長編のひとつを原作にした「007/ムーンレイカー」があり、それ以降はいずれもフレミングの短編をタイトルに拝借して、「ユア・アイズ・オンリー」から「リビング・デイライツ」まで。そして「消されたライセンス」で初めてオリジナルタイトルになったわけですが、その次がこの「ゴールデンアイ」なのです。【詳しくはこのへんを参照】
これは、原作者イアン・フレミングが生前にジャマイカに持っていた別荘の名前だとかで、いちおう由緒があったわけですね。
それ以降の007シリーズのタイトルは、いずれもオリジナルで(あ、「カジノ・ロワイヤル」は別。これもいろいろあったから)私の感覚的には長すぎて覚えられないですね。ここ数作はだいぶ改善されましたけど。
007次回作のタイトルって、どうなったんでしたっけ?
もちろん、「ゴールデン映画」は、玉石含めて、他にもたくさんありますよね。「紳士泥棒/大ゴールデン作戦」とか「宝石を狙え!ゴールデンブル作戦」とか、私の好きな映画もありますが、まあ今回はこんなもんで。
あ、こっそり教えときますが、金髪物の洋ピン映画にもたくさんありますよ、「ゴールデン映画」(笑)
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