原稿納品前にもう一度最終確認を!編集者目線のチェック項目を紹介!<前編>
どうも!hitch+(ヒッチプラス)編集部の小山です!
Webライターとしてクライアントから継続して仕事をもらうためには、原稿の完成度は少しでも高くしたいですよね。そこで知っておきたいのが編集者がどんな視点で原稿をチェックしているのかということ。
編集者の視点をもって原稿を作ることができれば、きっとクライアントからの評価も上がるはず!
そこで今回は、編集者目線の原稿チェックリストから一部をご紹介。また、社内の編集者に「やりがちだけどNGな表現」や「編集者としてのチェックポイント」についてのリサーチを実施したので、その結果も合わせてお届けします!
基本中の基本!「依頼に沿った原稿になっている?」
どんなにキレイな文章が書けたとしても、内容が依頼者の意図から大きく外れていては意味がありません。時には書き直しを要求されることもあるでしょう。
例えば、健康的なダイエット方法について書いてほしいという依頼なのに、無理なダイエットは危険という注意喚起を繰り返していたら、「なんかズレてるなぁ……」と思われてしまう恐れがあります。
また、必要のない情報が多かったり説明が不足したりしていると、継続的な依頼を得るのは難しいものです。
そこでまずは、「依頼と原稿の内容は合っているか」「過不足なく必要で有益な情報を記載しているか」を確認しましょう。
書き始める前に依頼内容をしっかり確認しよう
提出直前に「なんか内容がズレてるかも!?」というのは避けたいはず。そうならないために、書き始める前にしっかりと依頼内容や参考サイトを確認して、大まかに流れや内容をイメージするのがオススメです。イメージに沿って中見出しや小見出しから先に埋めつつ必要な情報を見出しごとにメモしておくと、ライティングもしやすくなりますよ!
また、依頼内容で分からないことがある場合は勝手に進めず確認することが大切。1から10まで指示を求めてしまうと頼りない印象を与えてしまいますが、要所で確認を挟むことで編集者にとっての安心材料となります。
意外と見落としがち……でも大事!「文法力や語彙力」
Webライターとして原稿を書くのであれば、キレイで読みやすい文章を心がけたいもの。そこで重要なのが「文法力」と「語彙力」です。誤字・脱字・誤変換などのミスをしないことはもちろん、同じ語尾の連続や主述の乱れ、一文で同じ単語の多用などは編集時の修正対象なので、提出前にしっかりと修正しましょう。
・同じ語尾の連続
「~です。~~です。」など同じ語尾が連続していると文章が単調になってしまいます。目安として「ます」「でした」「ました」は3回連続しないように、「です」や「体言止め」は2回連続にならないように語尾を調整しましょう。
・主述の乱れ
文章を書いていると主語と述語がズレてしまうことがあります。書いているときは問題ないように見えても、編集者目線からはしっかりとチェックされるポイント。文章の構造を意識して、主語と述語が対応するようにしましょう。
・一文で同じ単語の多用
一文の中に同じ単語や言い回しが多用されていると、稚拙で冗長な印象を持たれる恐れがあります。例えば「水筒で水を持ち運ぶ際、水と一緒に氷を水筒に入れると、水を冷たい状態にたもてます」という文では水筒や水という単語が複数回使われています。「水筒に水と氷を一緒に入れると、冷たい状態をたもてます」まとめることで、文章をスッキリとさせることが可能です。数学で習った数式を括弧でくくるようなイメージでチェックしてみると良いかもしれません。
見逃しやすいポイントも最終チェックで発見を
主語や述語のズレや単語の多用は、原稿を書いているときは見逃してしまうこともあるでしょう。だからこそ提出前のチェックが大切! 書き終えてから時間をおく、音読する、別の人に読んでもらうなどで小さなミスもしっかり修正しましょう。
編集者目線のチェック項目を知って高品質な原稿作成を!
継続的に依頼をしてもらうためには編集者から高い評価を得ることが大切です。そのうえで「編集者の視点を知っている」というのは大きな武器になるはず。 後編では、社内の編集者を対象に実施した「やりがちだけどNGな表現」や「編集者としてのチェックポイント」についてのリサーチ結果をお届けします!
今回のチェック項目とあわせて、ぜひ参考にしてみてください!
今回ご紹介したチェック項目まとめ
依頼と原稿の内容は合っているか
過不足なく必要で有益な情報を記載しているか
同じ語尾の連続
主述の乱れ
一文で同じ単語の多様
後編はこちら
これからもhitch+のnoteでは、依頼者の本音やクリエイターとの対談など、フリーランスやクリエイターに役立つ情報を発信していきます!
「ライターとしてスキルアップしたい!」
「フリーランスに大切なことは?」
など気になることがありましたらぜひコメントで教えてください!
また、hitch+ではライターやフォトグラファー、監修者などを募集しています。
みなさまのご登録をお待ちしてます!
hitch+についてはこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?