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事務局の余談(オートバイ-2)二輪車の特性

お久しぶりになってしまいました。先日オートバイのエピソードを書きました。今回は、その2です(*'ω'*)。

❝二輪車は走っているときが一番安定している❞

これは、’80年代、オートバイレース全盛期に某レーシングチームの総監督として世界で連戦を重ねていた方が、引退して随分後に、ツーリング仲間との何気ない会話の中で嬉しそうに放った言葉です。この方、監督をする前は、二輪車の技術者だったそうです。その前は別の会社でまったく別分野の機械の技術者をしていたそうですが、転職されて、そのポジションに至ったわけです。レーシングチームの監督になろうという気持ちで転職されたわけではないと思いますので、人生というのは、何が転機になるかわかりませんね♪

とにかく、そもそもが技術者ということもあって、楽しいエピソードをいくつかお聞きしましたが、今回は、はっ!とした言葉を取り上げてみました。

❝二輪車は走っているときが一番安定している❞

この言葉は、レーシングチームの監督としてというより、技術者として「いろいろあったなぁ」という思い出が含まれているように感じました。

その言葉を聞いてハッと気づいたことは、自分は走行中に不安を感じているとうことです。二輪車は止まっていると安定していると感じ、どこか安心していました。しかし、実際にはスタンドや自分が支えているから安定して停まっているだけで、二輪車としては安定していない状態ですよね、なんということでしょう!俺は走ってる時が一番安定しているぜ~~~と言っている二輪車の気持ちを考えたことはありませんでした。自分の恐怖心が走行=不安定と思わせていたんですね…。

深いなぁ~~~と、自分の中で何かガッテン・ガッテン・・と、納得しましたがその時あれこれ質問することを思いつかずに幾年月。もうオートバイは降りてしまいました(;^ω^)。

走行時を不安定と感じるのはなぜか?

馬ー1で、手綱とハンドルについて書きました。固定していないと不安に感じるということは、以前の記事の「固定感」=「安心感」は違うも同じ症状かと思います。

結局のところ、何故走行時に不安定と感じるのか?ポジション・速度・操作性…というところでしょうか。オートバイの場合は特に、自分の手に余るパワー(例えば速度、車体重量、エンジンの馬力等々)を如何に扱うか、というところかなーとも思います。

思ったのは、二輪車である自転車も、走行中に安定していることが一番良い状態ということですよね。それについては、菊池仁志がよく言う「フレームのセンターが出ている」というところにもつながるのだと思います。操作性はポジションも大きく影響しますよね…。

はてさて。私レベルでまとめ上げる能力はないのですが、この言葉に( ゚д゚)ハッ!とされる何かがあれば、うれしいです。すでに分かっていらっしゃる方は素晴らしいです(*'ω'*)

おまけ1:世界で戦うために必要なこと(選手編)

おまけです。世界で戦うには、礼儀も必要だと言われていました。競技は一人で戦うわけではありません。選手を支えるチームや監督、スポンサーが居て成り立っています。それを、強ければいいだろう!と、礼儀もなっていないようでは、支えてもらえない、というわけです。私ごときそう多くはないですが、実際にお会いしたことのあるトップ選手の方々はとても礼儀正しく、引退しても腰の低い方が多いなと感じます。

おまけ2:バイクはbike?

それとおまけですが、最近日本では、バイク=ロードバイクという認識も広まっていますが、バイク=オートバイという使い方がまだまだ広く一般的かなと思います。しかし、英語圏では、バイクというと自転車。この認識の差は歴然としているようですね。今回のお話の方も、絶対に「バイク」という言い方をしませんでした。レーシングチームは日本人だけで構成されていないでしょうし、主戦場は海外。スタッフもむしろ海外の方のほうが多かったかもしれません。もともと英語が身近にある環境ではなかったと思いますから、母国語ではない英語でチームをまとめるのは相当な苦労もあったと思います。「MC(MotorCycle)」または、「オートバイ」と、常に語気強めでした。そこには、「バイク」じゃ通じないんだよ、という過去の経験の何かがにじみ出ているようでした。想像ですが(笑)。

海外を目指すジュニア選手のみなさん、語学もちょっとやっておきましょうね!(*'ω'*)

おまけ3:繊細な調整

おまけが結構楽しくなってしまいました。もう一つ、興味深い話です。オートバイのエンジンは酸素(空気)を吸入して燃料を噴射して、圧縮して燃焼させるという仕組みですね。燃焼には酸素が大きく関係しています。例えば、ヨーロッパの森の中にあるサーキットでは、酸素濃度の違いから、キャブレターの設定が全然違う…なんて話をされていました。たぶん、テスト走行などでどうも調子がおかしい?なんでだ?なんでだ?あー!森か!!!となったのではないかと想像します。その時聞いておけばよかったですが(笑)。

それでは今回はこのへんで(*'ω'*)
「終」

ありがとうございます♪
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元競輪選手 菊池仁志の自転車道場 https://k-fitting.com/ 事務局です。日本スポーツ協会公認スポーツ指導者 自転車競技コーチ1。スクールの話題やプロスポーツとしての競輪・競輪選手の技術や能力から自転車競技に向き合うためのヒントになる話題を独自目線でお伝えします