再開。日記。7月10日〜7月16日。

ちょうど1年前に週末日記ということで、生きた証を残すために書いていたものを再開します。
大学も卒業し、新卒で土木系の仕事を始め、演劇からは少し遠ざかってはいますが、何かの種になればと思い(実は社会人になり時間が有り余り、困っていたこともあったため)書きたいと思いました。

何卒。


7月10日
仕事は比較的穏やかだった。昼に公園でブランコに乗る余裕も。
15時ごろ、現場近くで黒い煙が。建物火災だったとのこと。イレギュラーなイベントが発生すると、そこで悲しみに暮れる人がいようが、死人が出ていようが、関係ない人はエンタメ的要素を感じていることに気づく。そりゃあ、野次馬って楽しいわけだ。

7月11日
現場は遠かった。雨の匂い、風の冷たさに早く反応。自分の動物的感性に驚く。
どこで身につけたものかと帰り道に考えてみると、きっとあれだ、幼少期に夏休みに熊本の祖父母のもとへ遊びにいっていた時に身につけたのかもしれない。

7月12日
完成まで大詰め、寄席用語で言えば膝にあたる現場へ行った。
街全体が廃墟の雰囲気を醸し出していた。好きではあるが、毎日ここへ通うとなるとげんなりしそう。

7月13日
前日に行った現場が完成した。あとは検定を受けて、評価をいただくのみらしい。
途中、先輩社員と仕事における「責任感」について話をした。
妙に「責任感」について引っかかってしまった。私は今まで、責任に触れないように生きてきたことを改めて自覚する。(過去にも指摘されたことはあったが。)

7月14日
これまた遠くまで行って、来月あたりから施工する現場の調査に行った。
数値の読み間違えがないように、見たものを声に出して記録する。
責任を持った仕事っぷりだと、言ってあげたくなった。

7月15日
雨で現場はなかったが、出勤し資料作成、整理にあてる。
そして、妹の誕生日だった。20歳。
西友で買い物中に、なんかお腹が痛いと言い出した母を思い出す。
そして、寿司を食べ、風呂に入り、病院へ向かうところまで。そこからの記憶はあまり覚えていない。私、当時2歳半。

7月16日
休日。昼からスタジオジブリ最新作を観る。
感想は自分の字でノートか何かに控えておこうと思う。それくらい、受け取ったものの飲み込みに時間がかかる気がしたから。
その後、車を走らせ海へ。やっぱり好きね、海。けどもう、作品に海は用いないことにした。
ごめんな、これから生まれてくる私の作中人物たちよ。


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