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『アメリカ暮らしの素人投資-1:情弱にだけはなるまい』

情弱にだけはなるまい。

これ、海外暮らしをしている私が、今の人生で一番大切にしてることです。

"Knowledge is power"「知識は力なり」というイギリスの哲学者フランシス・ベーコンの格言を聞いたことがある人も多いでしょうが、これを聞いてたいていの人は「まあ、そらそだわね(っつーか、そんなん当たり前)」と思うのじゃないでしょか。

私は通訳業を生業にはしてますが、それでも母国語のようには英語を話せない。そもそも生まれ育った国ではないところで、実家や兄弟の助けもなく3人の子供を育て、自分の「おひとり様」な老後の計画を立てなければならないとなると、「情報大切?そらそーだ」でさらっと聞き流すような生易しい話じゃなくなります。

情報が流れてきても英語であるが故、アメリカ人同等にはつかめないことがある。だから、ずっと自分は「情弱ポジション」にいるんだな、と感じていました。

情弱だと生活全般で不利益を被ることが増えます。その最たるものが「お金」ですね。この世の中、「情弱=貧乏」の図式が成り立っています。詐欺にあうなど悪質なケースもありますが、そうじゃなくても些細なことを知らないがゆえに、日々小さな損をしていることが結構あるものです。日本で暮らしていてもそうですが、海外暮らしだとなおさらです。

数年前、ファイナンシャルリテラシーがない自分にほとほと嫌気がさして、お金にまるわる本や漫画をまとまった冊数読みまくりました。(もちろん日本語で、ですー笑)。貨幣ってつまりは何?資本主義ってどういうこと?という一般教養の話から、具体的な投資の本まで、雑多にいろいろ。正直テクニカルな投資の話になると「全然わかんねー」となり、途中で閉じてしまった本もありますが。

ただ最近になって、以前よりはましになってきたな、と思えるようになりました。なので、ここで自分の理解をしっかり定着させる意味も込めて、シリーズでnoteに投稿していきます。

海外で暮らしてると、「現地の制度や仕組みがよくわからない」+「言葉の壁」で固まってしまい、何もしない・できない状態の人が案外多いものです。高学歴で優秀な方でも、よくわからず不安を抱えていたりもします。

でも欧米の場合、基本的な仕組みや発想を日本がまねしていることも多い。なので、日本語で基本的なお金の知識を得て、それからその国の仕組みを調べると、「ああ、この話ね」とすーっと頭に入ることがかなり多いのです。はじめから、外国語でわかろうとしなくても問題なし!というか、日本の仕組みを理解することで、応用が利くようになります。

情報を得て、その意味を理解できるようになると不安が減りますね。

インターネット時代になり、日本語での情報とアメリカの情報と、ふたつの情報ソースを持つことで、視野を広げることができ、場合によってはアメリカ人より優位に立つこすら可能かも、と思う。これはお金に限らず、ですが。

というわけで、週1ほどのペースで、素人ながら、アメリカでのちょー基本的な素人投資術についてnoteに投稿をしていく予定です。

アメリカで(あるいは似たような制度を持つ他の国で)どう投資をしていくかに興味がある方にとって参考になればとは思います(が、ニッチなネタですねーなはは)。


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