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『ビジネスで使ってみたい英語!: put meat on the bones(肉付けする)』

プレゼンテーション資料を日米で比較すると、日本人のパワポは文字が多くなりがち。「こ、これはもはやプレゼン用ではなくて、情報保存用の資料であろう・・・パワポ開発者もびっくりの文字数だ!」というもの多数。

日本語は、ぱっと見でひらがなを視界から落とし、表意文字の漢字だけを目で追うことで、ある程度意味がわかるからかもしれません。私は通訳という部外者の立場で資料を見るので「え、なになに、どこ読めばいいの?」と目が泳いで大変ですが、明けても暮れても日々会議に出席し続ける役員や上位マネージャーたちは、その膨大な文字情報から読むべきポイントが瞬時にわかるようで、その才能(?)に感心します。

さて、その一方で「もっと情報を入れろー!」と言われることもあるでしょう。そんなときの表現、「肉付けする」は割に日英そのまんま同じじゃん、です。

Put meat (flesh) on the bones of something: to add a lot of details to something in order to explain or illustrate it more completely.


meatの代りにfleshでもOK。両方「肉」を意味する言葉ですが、今、あなたの体についている生暖かいソレはflesh、今夜はステーキよ!と冷蔵庫から出してきた食用のソレはmeatです。「フレッシュな、新鮮な」はfreshで、fleshとはR/Lとスペルが違う別の言葉です。

Nobita's boss rejected his proposal, suggesting he should add more meat on the bones of his action plan to gain client buy-in.
のび太の上司は、カスタマーの賛同を得るためにはアクションプランにもっと詳細を盛り込む必要があると、彼の提案を却下した。

類似表現で、flesh out somethingという言葉もあります。

The editor praised Gyaiko for her high quality drawing, but asked her to flesh out the main characters in her manga story.
編集者は、ジャイ子の画力の質が高いと褒めたが、漫画のストーリーの主要人物をもっと具体的にするように依頼した。

ジャイ子って実はめっちゃ努力家で、いずれ少女漫画家になるんですよね!男の夢はしずかちゃんでしょうが、実はジャイ子ってとっても良い子なんですよ・・・幸せになってね、ジャイ子。ぐすっ。

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