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『ビジネスで使ってみたい英語!: come into play (影響や結果を及ぼす)』

本日は、言語学習のコツを少々ご紹介。

言葉や表現には、自分にとってPassiveなものとActiveなものがあります。読んだら理解はするが、自分が文章を書くときには使わない。あるいは聞いたら理解はするが、自分が発言するときには使わない。そんな言葉や表現がありますね。これは、その言葉が自分にとってPassiveであって、Activeではない、ということ。

*受動態や能動態(Passive voice/Active voice)の文法の話ではありません。自分がその言葉を使いこなせているかどうか、という話。

Come into playは、日常頻出表現ですが、日本人が自然に使うのは案外難しくPassiveになりがちなのではないでしょうか。というのは、日本人が通常持つplayのイメージ(遊ぶ、スポーツをプレーするという意味)とちょいズレがある上、これで決まりという定訳がなく、文脈によって和訳が大きく変る表現だからです。

Come into play: to help produce or influence a result

これだけだと、ピンとこないじゃないかー。うがー。
って思いません?(私は思う。)

Playには、Action, Activityという意味があります。何か(主語)がActiveになり、影響や結果を及ぼすという意味ですね。

それでも、ピンとこない・・・ごもっとも。

この言葉の持つイメージはなんだろう、と思うときに役立つのが、GoogleのImage検索です。その単語や表現が持つイメージを引っ張ってきてくれます。あるいは、XXX in sentences と入れて検索すると、文章の例が出てきます。複数の文章を読んでいくと、だいたいこのような文脈で使われるのだな、とイメージが自分の中に出来上がってきますよね。(ただし、検索言語を日本語ではなく、すべての言語を選択しなおしてくださいね!)

Personal feelings should not come into play when you are making business decisions.
ビジネス上の決断をするときには、個人的な感情に影響されるべきではない。
A variety factors come into play when choosing new project members.
新しいプロジェクトのメンバーを選出するときには、複数の要素が作用する。
In addition to global warming, a different set of climatic factors come into play.
地球温暖化に加え、異なる環境要因の組み合わせが作用する。

どうでしょうか、主語(Aが、あるいはXYZという複数の要素)がAction/Activityをし始めて、影響や結果が出てくるというイメージがだんだん湧いてきたでしょうか?

その後 何度か自分の口でつぶやき、そして自分なりの例文を作ってみる。そうすることで、Passiveな表現がActiveに変わっていくのですね。めんどくさいけど!

でも全く知らない単語を一から覚えるよりは、Passiveな言葉をActiveに昇格させる方が楽で語彙を増やしやすいはずです。




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