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『アメリカ暮らしの素人投資-12: プロが勧める債券ファンド』

私がお勧めする・・・プロではない私にはそんな知識はないので、大ベストセラーのMutual Funds for dummiesの本に掲載されていたおすすめ債券ファンドをここでは引用します。詳細は、ティッカーシンボル(銘柄コード)に設定したリンクをクリックすれば各投資信託会社の案内ページに飛びますので、そちらをご参照ください。

<短期債券ファンド>
-課税対象
VESTX: Vanguard Short-Term Investment-Grade

-連邦政府発行の短期国債に投資
VFISX: Vanguard Short-Term Treasury 

-非課税・短期地方債に投資
VWSTX: Vanguard Short-Term Tax Exempt
VMLTX:Vanguard Limited-Term Tax-Exmept

<中期債券ファンド>
-課税対象
DODIX: Dodge & Cox Income
DLTNX and DBLTX: DoubleLine Total Return (*DBLTXはDLTNXよりも最小投資金額が高くかつ信託報酬が低いタイプ)
VBMFX: Vanguard Total Bond Market Index
VFIIX: Vanguard GNMA
VWEHX: Vanguard High Yield Corporate

-連邦政府発行の中期国債に投資
VFITX: Vanguard Intermediate-Term Treasury
VIPSX: Vanguard Inflation-Protected Securities

-非課税・中期地方債に投資
FLTMX: Fidelity Intermediate Municipal Income
VWITX: Vanguard Intermediate-Term Tax-Exempt

<長期債券ファンド>
-課税対象
VWESX: Vanguard Long-Term Investment-Grade

-連邦政府発行の長期国債に投資
VUSTX: Vanguard Long-Term Treasury

-非課税・長期地方債に投資
VWLTX: Vanguard Long-Term Tax Exempt

地方債券では、収税や市税がかからない非課税タイプがあります。払わなくて済むならそれに越したことはないと非課税を購入したくなりますが、落とし穴もあります。それは、非課税タイプは利率が低く設定されているということ。なので毎年春に納税申告する時の累進課税率が低い人(つまりは年収が低めの人)にとっては、利率が高い(リターンが大きい)課税タイプの債券に投資をしたほうが、利率の低い非課税タイプよりも、手元に残るお金が多くなる可能性が高くなります。

それをどう判断するのか?つまり、非課税だが利率が低めの債券Aと、課税対象だが利率が高めの債券Bと、どちらがお得か?そのためには投資しようと考えている債券のTax-equivalent yield (TEY)を計算する必要があります。

まずは自分の累進課税率を確認しましょう(貼り付けは2020年度版です)。

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そこから次の計算をします。
1)1から自分の税率を引く。
例えばシングルで年収が$50,000の方ならば、22%の税率=0.22になります。
なので、1-0.22=0.78 となります。
2)購入を検討している非課税債券Aの利率を1)で得た数字で割ります。
例えば3%の利率の債券の場合、3÷0.78=3.846...
3)非課税債券Aの代わりに、購入を検討している課税債券Bの満期時の利率がいくらかを調べます。Bの利率が3.846...を上回っている場合は、Bの方が手元に残るリターンが大きくなるので、Bに投資をしたほうがお得になります。

さらにはいくつかおすすめ債券を載せたサイトを貼っておきます。



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