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私の気分転換法は『仮想食べ歩き』です。

仮想…。食べ歩き…?
「ちょっと言っている意味が分からない」。
そう思った方も、少しだけ
おつきあいいただければ幸いです。

本記事はLinkedIn上で LinkedIn News編集部(日本)
お題に勝手に乗っかって、
「気分転換法」について書いたものです。
極私的な方法ですので、ご容赦くださいませ。

食べ歩き。

要は、色んな場所、色んなお店に行って、
美味しいものを食べたり飲んだり、

それが食べ歩き、ですよね。

しかしながらこの身はひとつだけ。
ましてや日々の色々に取り囲まれて、
なかなか思うがままには
食べ歩きへと繰り出せないものです。

そんなストレスフルな状況がたまってくると、
私は気分転換のために、
「仮想食べ歩き」へとおもむきます。

スマホやPC上で。

そう、仮想、ですから
実際に行くわけではないんです。
スマホやPC上で、美味しそうな飲食店の
情報あれこれを読んだり見たりして、
食べ歩いている気になる、わけです。
(体重も増えないのでヘルシー)

よく使うのは『食べログマップ』

食べログは飲食店の店舗情報やクチコミが
載っているグルメサイトですけれども、

「地図から探す」という機能があるんですね。
つまり、店の名前やジャンルにこだわらずとも、
地図上で、ネット上で、ぶらぶらと
飲食店を探すことができるわけです。

これが、なかなかに面白くて。

例えば、何もないような山奥に、
ぴょこっとカフェが出てくる。
雑誌や飲食店ガイドには
決して出てこないような、小さな店…。
しかし、こういうお店にも(物好きにも)、
実際に行ってみて、
わざわざクチコミを書いている人がいるんですね。

「店長こだわりのコーヒー。
これで三百円は安い。
お茶受けにピーナツが出た」

そんなそっけないコメントが
ついていることも、ある。

ですが私は、そのロケーション、
店内外の写真、そういうものから
色々なことを想像する。

「退職したコーヒー好きのおじさんが
趣味が高じて自宅を改装して
カフェーにしちゃったのかな…。
木彫りの熊の人形を置いちゃってるのか。
お客さん、来るのか…?
でも、近所の皆さんの社交場代わりに
なっているのかな…。
昼間は農作業しながら、お客さんが来たら
嬉しそうにコーヒーを入れているとか…」

想像(妄想)の始まりですね。
そう、飲食店には、歴史と地理が詰まっている。
ぎゅっと。
たとえ、どんなに小さなお店であっても。

かと思えば、銀座のど真ん中にある
なぜか安い定食屋さんを覗くことも、ある。

「クチコミ、異常に多い…!
銀座なのに、あえてのこの価格!?
ひっきりなしにお客さんがこないと
とてもやっていけなさそうだが。
いや、もしかして、地主? 自分の土地?
安い昼食難民の人たちの
憩いの場になっているのだろうか。
さっと食べて、ぱっと出る。
ここは、都会鳥たちの羽の休め場か…?」

そういうあれこれを想像するだけで、
つかの間、日々のあれこれからすっと飛び離れ、
私は十分に気分転換ができてしまうのです。

その地域の人なら知っている美味しい鰻屋…。
田んぼの中の、日曜しか開かないパン屋…。
岬の先っちょで今日も元気に開くラーメン屋…。
「こんなお店があったのか!」の目白押し。

ぜひ、皆様も一度やってみて下さい。

特に、自分が住んでいる場所だけでなくて、
縁もゆかりもない全然違う地域の地図を
開いてみていただきたい。
北海道も、沖縄も。
日本にこだわらず、海外でもいい。

名前だけ知っている、あの観光地に
なぜか怪しい店がある、これは…?
名前すら知らなかった山の奥に、
なぜかおしゃれなレストランがある…?

そこにそんなお店がある、と知るだけで、
なんだか、ワクワクしませんか?


誰がどんな思いでこんなところに、
こんなお店を開いたんだろう?
お店の経営、大丈夫だろうか?
勝手なストーリーが、
皆様の脳内で始まっていくと思われます。

最後に、まとめましょう。

本記事では『私の気分転換法』として、
『仮想食べ歩き』を書いてみました。

…おそらく今後、技術の発達によって、
文字情報や画像だけではなく
VR、味覚触覚、そういうものも交えて
自室にいながらにさらにディープな
食べ歩きができてしまうように
なるのではないでしょうか。

いや、私が知らないだけで、
すでにできているかもしれない。

(ゲームの「マインクラフト」や
「フォートナイト」などでは、
ゲーマーの想像力を「仮想上で現実化」
できるような機能がたくさんありますからね)

そのうちに「食べ歩き」だけでなく、
「仮想上で自由に飲食店をオープンできる」
そんなコンテンツも、できてくるかも。

飲食店オープンシミュレーションゲーム。
(もうできていたら、すみません)

そうしたら、山奥にこだわりで気難しい
ワンオペ気まぐれ仮想そば屋さんでも
開こうかな…と思っています。
ガラの悪いお客にはびしっと
「お前に食わせる、つけけんちんはねえ!」
と言ってみたり。

いや、そば打ちなんて全くできませんけれども。
開店の折にはぜひ、好きなアバターで
仮想上でご来店下さい(笑)。

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