「何をするかより誰とするか」面白法人カヤック
サイコロの出目で給料が決まる「サイコロ給」
(基本給×1~6%が加算)。
行きたい場所に数ヶ月単位で
オフィス兼住居を借りて働く「旅する支社」。
社員が仲間のいいところを見つけて
褒め言葉を贈る「スマイル給」。
…こんな会社があったら「面白い」ですよね!
実際に、あります。
その名も「面白法人カヤック」(通称)↓
柳澤大輔(やなさわ だいすけ)さんが
代表取締役CEOを務める会社です。
本記事は、このカヤックについてのご紹介。
1998年に設立されました。
貝畑政徳さん、柳澤大輔さん、久場智喜さん
三人の設立者の頭文字、
「Kaihata」「Yanasawa」「Cuba」から
KAYAC=カヤック、という社名になりました。
学生時代の友人が三人で創業!
…音楽バンドや芸人トリオ、起業などでは
あるあるなパターンです。しかし
「〇〇性の違い」などにより
解散することも、またよくあります。
しかしカヤックは、
解散どころか、年々事業を拡大していき、
2014年には株式上場まで果たしています
(コードは3904=サンキューオモシロ)。
資本金、約5億。
…なぜ、創業メンバー三人で
仲良く続けられているのか?
その秘訣を、会社のご本人の
紹介記事から引用します↓
(ここから引用)
(引用終わり)
「尊敬すべき人間像が同じ」!
ここにヒントが
詰まっているように思います。
どんな組織も、結局は人です。
どんな人をメンバーとして迎えるのか?
そこがずれていたら、もめる。
…いわゆる派閥とか方向性とか、
それが引き金になって分裂・解散へと
向かってしまうグループや組織が
頭に浮かびますよね。
人を集める時には、
軸をずらさない、ぶれさせない、統一する、
そういうことが、コアメンバーが
一緒にやっていくためには大事、と感じました。
さて、カヤックは何の事業をしている
「何屋さん」なのか?
◆「日本的面白コンテンツ事業」
をしているそうです(会社概要から引用)。
…具体的には、
スマホ専用アプリの開発であったり、
WEB制作であったり、
イベントの企画や飲食店経営であったり、
さまざまな事業を行っています。
ちょうど会社のホームページに
「数字で語るカヤック」という
ページがありました↓
この数字を列挙していき、どんな会社なのか、
もう少しご紹介しましょう。
◆「93%」がクリエイター
◆「3年連続」年収上昇中(2018~20)
◆20代が成長できる企業「No.1」
◆OB起業数「114名」(フリー含む)
◆男性の育休取得率「50%」
◆鎌倉周辺に住む社員「48%」
◆ブレスト1回でアイデア「3959個」
◆社内部活動数「980」
◆「ISUCON」(エンジニアの大会)
11回開催中優勝「5回」
◆円周率暗唱「42,195」桁
◆地域の清掃活動開催数「277回」
◆再生可能エネルギー「100%」
(すべて2021年12月末の数字)
…クリエイターだらけで、年収は上昇中、
若い人が成長でき、OBの起業も多く、
男性の育休取得は取りやすく、
鎌倉好き、ブレストしまくり、
部活もさかんで、エンジニアの技術は高い、
円周率をたくさん暗唱できる人がいて、
地域の清掃、環境問題解決にも熱心…。
この数字から、そういう会社なんだな、
と読み取れます(そのままですが)。
…そろそろこのカヤックが
気になり始めてきましたか?
まとめに入ります。
再び、柳澤大輔さんの言葉を引用↓
(ここから引用)
(引用終わり)
コラボスタイル。
みんなで、作り上げていく。
私はここに、カヤックの強みが
凝縮されているように感じました。
組織で事業を行う以上、
個人戦ではなく、団体戦ですよね。
ならばいかにメンバーの力を
発揮できやすいようにするか?
個々のメンバー頼みではなく、どのように
「コラボ」させていくのか?
(ここから引用)
(引用終わり)
これが、カヤックなのです。
経営理念は「つくる人を増やす」。
◎柳澤大輔さんが
原作:稲垣理一郎さん、作画:池上遼一さんの
漫画『トリリオンゲーム』を
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さて、読者の皆様の組織は
いかがでしょう。
挑戦や失敗から、学んでいますか?
何をするかではなく、
誰とするかが大事にされているでしょうか?
人の意欲は、大事にされていますか?
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