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尾原和啓さんの
『プロセスエコノミー』
少しずつ読み込んでいます↓

その中で、「オーケストラ型から
ジャズ型へ」
という項目があり、
とても印象に残りました。

オーケストラには、譜面があります。
決まった曲を、決まった役割で
決まったように演奏する。
それがオーケストラです。
もちろん、指揮者によって
音は変わっていきますが。

ジャズは、違います。
ジャズのライブは、原則、即興。
譜面を壊すことこそが仕事です。
ライブを聞きに行く人は、
その時その場所でしか聞けない
演奏を聞きに行きます。

どちらかが優れていて
どちらが劣っているという
話ではありません。

しかし、この世の中が
激変し続ける乱世においては
オーケストラ型よりも
ジャズ型が良い
、という記述でした。

とても共感します。
本当にそうだな、と思いました。

高速修正主義、自己決定、
結果は誰にもわからないから、
プロセス自体をこそ、楽しむ。

…私はこの項目を読んで、
石塚真一さんの漫画
『BLUE GIANT EXPLORER』
思い出しました。

ヨーロッパ編が終わり、
主人公の大(だい)は、
アメリカに渡ります。
たった一人で。

世界一のジャズプレーヤーを目指し、
テナーサックスと強い想いだけを胸に
旅を続けています。

ネタバレを避けるために、
これは読んでくださいとしか
言えないのですが、
最新話も、実にいい
(2021年8月10日発売号の
『ビッグコミック』)↓

旅を続ける大の前に、
あるコロンビアから来た男
現れます。
南米のコロンビア。
日本に比べて、
治安は、よくありません。

大は、基本、全力なんですね。
力尽きるまで、吹く。
しかしさすがに、これでいいのかと
ちょっと考え始めたその時に、
出会ったコロンビアの男が
彼に言った言葉とは…!?

これ以上書くとよろしくないですね。
まだコンビニとかでも
売っているかもしれません。
もし良かったら、ご購読ください。
泣きますよ。
これは泣いちゃうよな、という展開。

この漫画のすごいところは、
ジャズという音楽を扱いながら
それを漫画という「音の無い」
メディアで成立させているところ。
主人公の生き様こそが
「ジャズ」であり「プロセス」。

それが、よくわかる漫画です。

プロセスには、
たくさんのつながりがある。
そのつながりができる過程をこそ
公開し、ストーリーにし、物語る。
そう思いました。

現実でも、ここまでぐちゃっとした
世の中になった以上、
決まった正解なぞわかりませんし、
結果なぞわかりません。

ならば、その過程、プロセスこそを
共有してもらい、
大事にしていくべきではないでしょうか。

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