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「実用地歴提案会ヒストジオ」いなおです。

この「実用」「地歴」「提案会」について
記事を書いてみます。
自己紹介も兼ねて。

◆まず「実用」からです。

実用とは「実際に用いる(使う)」。
反対語は「実際には用いない(使わない)」。

読者の皆様は、今までに学んだ「地歴」、
地理と歴史を
どれだけ「使っている」でしょうか?

「…えっ? 地理は、日本の都道府県とか?
出張とかの時には、少し役立つかも。
歴史は、織田信長とか?
まあ、家族でクイズ番組を見る時とか
受験勉強とかでは使いましたけれども、
実際に使っているかと言えば、うーん」

という人も多いのでは?

これが例えば「トラック運転手」なら
「この道を行けば近道だ」という
交通地理について詳しかったり、

「塾講師」であれば
「この人物はよく入試に出る」という
受験歴史について詳しかったり、

そういう意味で使っているかもしれない。
しかし、全員が全員「実用」とまでは
なかなかいかない。

ましてや高校の「世界史」だと、

例えばローマ帝国の五賢帝。
『ネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、
アントニヌス・ピウス、
マルクス・アウレリウス・アントニウス…』

呪文のように無理矢理に覚えたものの
1ミクロンも「実生活」の役には立ちません。

そう思う人も多い。

◆…そもそも「地歴」とは?

うん、地理と歴史。
言いかえれば「空間」と「時間」です。

空間とは、ヨコのひろがり。
時間とは、タテのひろがりのイメージ。

この空間は、座標と言い換えてもいい。
「どこ?」です。

地球上で言えば、緯度と経度。
地球上で生きている以上、
常にどこかの座標にいます。

それで、この世界は「どこ?」によって、
環境と文化が大きく異なる。

暑い寒い、言葉も違えば、食べ物も違う…。
「空間による差異とその理由」を知ることが
ヨコのひろがりを扱う「地理」とも言える。

一方、時間は「いつ?」です。

「暦」「時計」を、使いますよね。
何年何月何日、何時何秒。
地球上では
約24時間で自転、約365日でぐるり公転、
それをずっと繰り返している。

この世界は、この「いつ?」によっても、
環境と文化が大きく異なる。

江戸時代の日本と今の日本とでは
ライフスタイルが違います。
石器時代なら
「今日の食べ物があるかどうか」レベルの
デッドオアライブ。
生きる意味、死生観が、全く違う。

そういう「時間による差異とその理由」を
知ることが、タテのひろがりを扱う「歴史」。

さて、ここまで「実用」「地歴」について
掘り下げて書きました。

◆…では「提案会」は?

私はヒストジオを立ち上げる時、
「学習会」「研究会」なども考えました。

しかし、どうしても学習や研究だと
「自己満足」という意味合いが混じる。
「私には何か意味があるの?」
と他人に言われかねない。

…せっかくSNSなどを使うのに
それだと他人への働きかけ、
広がりに欠けると思いました。
ならば「こんなのいかが?」と呼びかけ
考えていただける名前にしよう。


これが「提案会」の意味です。

以上、「実用」「地歴」「提案会」について
まったり書いてみましたが、

ここから、これらの記述を踏まえ、
「提案」をします。

◆「いつ?」「どこ?」

これらを深く知ることにより、
世界は、とんでもなく広がります。

というのも、普段私たちは
「いまここ」を生きていますよね。

でもそれは、空気のようなもの。
実感しなくても生きていける。
その意味において、地理や歴史は
実は「無用」でもある。

しかし、逆説的になりますが、

地理と歴史について考えることにより
「いま」ではない「いつか」
「ここ」ではない「どこか」について
考える
ことができ、

同時に「いまここ」について
より深く知ることができる。

その意味において、地理や歴史は
「有用」であり「実用」です。

視点を変えて、書きます。

人間は、何かと比べて差異を見出すことで
ものごとを知覚する
生き物です。

例えば「自分」という言葉も、
「他人」がいなければ、存在しない。
「自己とは何か、他人と比べて、分ける」
これが「自」「分」だから。

同様に、空気のような「いまここ」も、
「いつか」「どこか」と比べることにより、
知覚することができる。

江戸時代があるから、いまは「令和時代」。
他国があるから、ここは「日本」。

言いかえれば、
地理と歴史を知らない、比べないと、
「いまここ」がわからないのです。


「いまここ」をよく知っている人と
知らない人とでは、その生き様は
まるで違うのではないでしょうか?

ましてや、SNS全盛の時代。
自分とは違う地理と歴史を持つ人と
出会う機会は、格段に増えています。

他人理解にも、超絶、役立ちます。

いま書いたことを別の言葉で書きましょう。
人は、地理と歴史を深掘りすることによって、

自己理解と他人理解、すなわち
『人間理解』が深まります。

さらに、実用的なことを言えば、
現地点・現時点だけではなく、

「明日はどうなっていく?」
という『未来予測』も、しやすくなる。

天気予報でも、
「予測」ができる人とできない人とでは、
「準備」「行動」がまるで違いますよね。

そう、予測までできるようになれば
究極の「実用地歴」になるんです。
雨が降る、と分かれば、傘を持つ。

…ただ、正直に言えば、私自身、
完全に予測できてはいません。
傘が無くてビショビショもしょっちゅう。

だからこそ、自分で予測できるように
「実用地歴提案会」と
あえて名付けて自己発奮を促し、
地理と歴史を中心に
「文字化」「提案化」に
いそしんでいる
、という側面があります。

◆最後に、まとめます。

◆①過去「いつ?」「どこ?」を知る
◆②現在「いま」「ここ」につなげる
◆③未来「どうなる?」からの「どうする?」

学校での地歴は、①過去が中心。
(先生にもよりますが…)
こうでした、という転がらない石。
受験が終われば、即、
苔むした「無用地歴」になりかねない。

①を②につなげることにより
「今日に活かせる地歴」になります。
「いま」「ここ」を、
他の時代・他の場所と比べることで
どんなものなのか深く知れる。

さらに③までつなげれば
「明日に活かせる地歴」になります。
ローリングストーン。

ということで「実用地歴提案会」とは

①過去を①のままで死蔵せず
②現在や③未来までつなげる、
そんな地歴を提案する会です。

その触媒は「人」だと思います。
だから人事や組織などのネタや、
「市町村擬人化」「自分史制作支援ツール」
小説『人事屋シリーズ』をつくっています↓

なぜなら、人は、

①過去から、②現在、③未来を生き、かつ、
決断と行動次第で「どこへでも行ける」

そんな生き物だからです。

空間と時間は、生きている限り、
ずっとそばについてくる。

ゆえに「地理や歴史を知り実用する」ことは、
自分を知り、他者を知り、人間を理解し、
人生をよりよく生きるための鍵になる。
「どうなる」を予測できれば、
「どうする」に役立つ。

『人間理解』と『未来予測』を深めて
『明日への行動』に「実用」できるような
「地歴」を「提案」する「会」、ヒストジオ。

そんなことを考えつつ、
私は記事を書いています。

◆さあ、読者の皆様の「ヒス」と「ジオ」は?

他人の「ヒス」と「ジオ」を
どこまで知っていますか?

ヒストリー(歴史)と
ジオグラフィック(地理)を、
人生に活かしてみませんか?

◎参考までに、私のこれまでの歩み、
「ヒス」と「ジオ」はこちら↓

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