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2024年3月期4Q決算に向けて持てる石油銘柄ランキング

前回記事の無料部分で基礎部分も解説しておりますのでもしよろしければ合わせてご参照くださいませ。

ちなみに本決算に向けたセクター記事第一弾は自動車でした。

今回は石油銘柄にフォーカスしていきます。

敢えて石油銘柄を取り上げた理由

地味な銘柄が多い印象だと思いますが、今回取り上げたのには大きな理由があります。

石油銘柄といえば低PBRの銘柄が非常に多いです。

出光興産・・・0.8倍
ENEOS・・・0.72倍
コスモ・・・1.17倍
INPEX・・・0.70倍
JAPEX・・・0.77倍

そのうちINPEX以外の4銘柄が本決算を迎える今回、PBR対策を行うための新しいアクションを起こしてくる可能性がある銘柄が多数存在するからです。

3Q決算ではENEOSが自社株買い500億を発表しポジティブサプライズとなりましたが、やはり3Q決算以上に本決算に注目が高まります

また原油価格も地味に堅調になってきており、単純に3Q決算までの実績も思ったより強く、来年度に向けた期待も高まりつつあります。

その中で、5銘柄の状況と比較感を考えていきたいと思います。

石油5銘柄の相対パフォーマンス

1位 +112.51% コスモエネルギーホールディングス(5021)
2位 +86.87%   石油資源開発(JAPEX)(1662)
3位 +76.53%      出光興産(5019)
4位 +72.85%      INPEX(1605)
5位 +66.16%      ENEOS(5020)

やはり圧倒的にパフォーマンスがいいのが村上ファンドに以前株主還元を要求されまくったコスモです。

そのほかの銘柄はどっこいどっこいという感じ。

本決算に向けたアクションの違いで強弱が生まれそうなセクターですのでより注目してみていきたいと思います。

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