『複雑さ』から逃げない ─ 仙台探訪記vol.1 ─
「突然当たり前なことが提示された」、と思ったかもしれません。
しかし、
この単純かつ明快な事実を認識した上で思考できている人
この複雑さから逃げずに思考できている人
果たしてこのような人はどのくらいいるでしょうか。
もちろんこれは歴史に限った話ではありません。歴史からこれって学べるよねって話を今からしようとしています。
仙台で感じた、歴史の複雑さというほとんどの人が見逃す自明な部分を少し、掘り下げてみようと思います。
複雑怪奇なり!!
お目にかかれるのは、伊達政宗くらいだろうとたかを括って尋ねた仙台城跡とその周辺では、想像以上のさまざまな人物や史跡を発見できました。
伊達政宗に加えて、魯迅、支倉常長、土井晩翠、林子平、愛知揆一、彰仁親王…
こういった疑問が湧いたときに思ったことは
「歴史って複雑なんだな」、という一つの自明の事実でした。
同時に、自身が今までこの事実にどこまで向き合ってこれたのだろうかということも疑問に感じました。
正直なところ、目を瞑っていたことも多々あったように感じます。
なかなか時間がない、めんどくさい、必要じゃないと思ってしまう…etc
自身だけに限らず、現代は、コンテンツの飽和によって可処分時間が昔に比べて減っているということをよく聞きます。
それによって表層的な思考に陥りがちになってしまい、なかなか深くを知らないまま、以下のような思考で新しいものを筆頭に手を出そうとしてしまいます。
これを顕著に感じるのがWeb3.0関連、メタバースやNFTといった領域だと感じます。投機対象以上の解像度でみれていない人が多いのではないでしょうか?
我々は、歴史を学ぶことは判断力をつける・深い思考を養成する一助になると本気で信じています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
より具体的な話をすると、この写真を見た時、
なんか城壁の石垣出っぱってんな、で終わる人もいれば、
これは横矢がかりといって下から攻めてくる敵を弓や火縄銃で撃退するのに都合が良いものなのか、と調べたり考えを巡らせる人もいます。
こういった歴史及びその事象の複雑さを学ぶ機会が増やす必要があるのではないでしょうか。
しかも楽しく。
そんな状態が作れたら、、、と旅行の最中考えていました。
道のりは長い。
終わりに
ここまで読んでいただきいつもありがとうございます!
我々は歴史を学ぶことが深い思考につながると信じています。
そのために、「歴史を楽しく主体的に」を掲げて歴史の入り口、第一関門である暗記を補助することを目的としたカードゲームの制作を行っています!
また次回の記事でお会いしましょう!
現状の日本の歴史教育は暗記メイン・受験のための道具であり、本来学ぶ意義があるはずが蔑ろにされています。まずは歴史に触れ始める小学生が楽しめるような歴史カードゲームを通じて、私たちのビジョンである「歴史を楽しく主体的に」を実現しようと考えています。応援よろしくお願いします!