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親の期待にこたえようとしないで

親子関係、夫婦関係の問題に触れることは、余程の臨床経験を積んだ専門家でも難易度の高い「介入」行動となります。
カウンセラーとして活動もしてきましたので、あまりにも深い「家族」の課題に関しては、一人で対応することは致しておりません。

医療・福祉・教育関係者となってしまった現在(笑)、本当に複雑で複雑な幼い子どもたちの心が、かつてないほどに病んでしまっています。あまりにももどかしい。どうすることもできない。時間を取り戻せるなら取り戻したい、そんな後悔しか沸かない”おかあさん”があふれかえっています。

こうやって親に育てて来てもらったんだなということが振り返れば感じられたとしても、「当事者」としては、周りからの助言は単なるノイズとなり、どうすることもできません。

子どもに問題が起こっている場合、十中八九夫婦関係の問題に起因していることも知る人ぞ知る事実です。

センセーショナルな虐待、いじめ、自尊心の低さなども、家庭内だけではなく学校内で起こっている事実も隠ぺいされてしまえば事実と真実を知ることはできません。

同じ出来事を通しても受け止め方は、子どもですから全く異なります。
本当に子どもの心が死んでいく。。。どうしてあげることもできない親としてももどかしさも無念さも簡単に解消はしません。

子どもがいつまでも子どもであり続けることは難しく、いずれ自立・巣立ちをしていきますが、その方向性というか大人社会の居場所が子どもたちを受け入れられるに足るものとなっているのか、甚だ多くの疑問を感じています。

解決策は、今のところほとんどありません。
できることをできる位置、立場で一歩ずつ。変えられるものと変えられないものを分別し、変えていきたいです。

※夕日の写真。私には意味のある写真ですが、恐らく、一般の方には単なる夕日。意味づけとストーリーを伝えるために”広報”は大事な手段だと実感しています。

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