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デジタルガジェットメモランダム

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3D/2Dグラフィック・デジタル造形・3Dプリンター・物書き。 Pop!_OS・Manjaro Linux・Android・iPad・Macをクリエイティブに使いこなすための備忘…
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#キーボード

Vivaldiのマウスジェスチャー

前回の記事(↓)の続き。 マウスジェスチャ標準搭載最初にいきなり突然ですがみなさん、ブラウザでマウスジェスチャ機能、使ってますか? 私は使ってませんでした。Vivaldiを使うまでは。 Vivaldiにはマウスジェスチャが標準搭載されています。(↓) 「マウスジェスチャ」なるものの存在は知っていましたし、他のブラウザでも機能拡張をインストールすることで使えるようにはなります。 なるんですが、どちらかというとマウスよりキーボード派の私は極力ブラウザの操作はキーボードを

私がHHKBをやめた理由、HHKB Studio登場でもLaunchから移行しない理由

前回の記事(↓)の続き。 HHKBを長く使っていたものとしてはHHKB Studioはエポックメイキングな製品だと思っています。Launchキーボードを入手していなかったら、きっと私は購入していたと思います。 結論からいうと、私はHHKB Studioを買うことはないでしょう。なぜなら、Launchキーボードに移行するに至った最大の理由が、HHKB Studioでも継承されつづけているからです。それは、 「独立カーソルキーがない」 です。 Launchキーボードは、

HHKB Studioが東プレ軸ではなくメカニカル軸を選んだ理由

前回の記事(↓)の続き。 開発者からのこのコメントがまさに聞きたかった事なので、引用。↓ 世界的にみればメカニカルの進化と多様化は時代のニーズ。それに、元々HHKBは初代はメンブレン。最初から東プレ軸・静電容量無接点が売りだったわけではない。 伝統の東プレ軸と近年ブームのメカニカルスイッチを同じ土俵に載せて徹底検討し、最終的にメカニカルに落ち着いた・・この辺の客観性と柔軟性、世界戦略を見据えた広い視野は素晴らしいと思います。 本家本元の和田先生がそう仰っている。私がL

HHKB Studioに見る時代の変化

PFUがなんと、27年ぶりに、HHKBの完全リニューアルを行ったというニュースが飛び込んできた。 HHKBの哲学に惚れ、HHKB Pro2を15年近く使い、リアルフォースも平行して使い込み、それらキーボードの欠点と限界を感じはじめ、そして最終的に、System76のLaunchキーボードに行き着いた私です。なのでこのニュースは食いつかずにはいられません。 私の読み=「時代はメカニカル」は正しかった今回のニュースで私が一番驚いたのは、HHKBがなんと伝統の静電容量無接点をや

Pulsar 60%キーボードのレビュー

前回(↓)の続き。 Kailh BOX 静音ピンク軸を装着Pulsarの60%キーボード、届きました。今回、カスタムオーダーで「自分で組み立てる」を選択しました。スイッチ、キーキャップが組まれていないばらばらの状態で届きます。早速、Kailh BOX 静音ピンク軸を装着して組んでいきます↓。 ファースト・インプレッション組み立て完成。かなりコンパクト! キーキャップはロープロファイルを選びました。ボディはキーが浮いているように見えるフローティングデザイン。スイッチが見える

Pulsarの60%キーボードをオーダー

Youtubeで色々とレビューを観たりしていたら、またまた変な物欲スイッチが入ってしまい・・・キーボード界隈で評価急上昇中のPulsarの60%キーボードをオーダーしてしまいました。 この60%というサイズは元HHKB信者にはたまらないサイズ感。 購入の決め手はキースイッチのホットスワップ対応であること。そして、アルミ天板の筐体なのでガッチリしていてたわみ感が全くないであろう、という部分への期待です。 今売られているキーボードの中でもこのサイズでホットスワップに対応してて

キーボードの結論:Kailh Box静音ピンク軸

前回(↓)の続き。 EPOMAKER EP84もKailhのピンク軸に前回書いたように、LaunchキーボードのスイッチをKailh BOX 静音ピンク軸に変えたことで、理想のキースイッチを探す旅が私の中ではひとまず終わりました。 キースイッチの結論:Kailh BOX 静音ピンク軸 というわけです。 はい、この静音ピンク軸はもはや「結論」ですね。しばらくはこれ以上のスイッチに巡り会える気がしません。なので、もう一個のキーボードである「EPOMAKER EP84」の方も

人生初のタイピングとジオラマ

先日実家の掃除をしていましたら、私の模型趣味と人生初のタイピング体験の原点が出てきました。いや懐かしい。まさに私の模型趣味とキーボード好きの原点です。 昭和のプラモ・ジオラマとタイプライターの時代から、令和のデジタルモデリングとメカニカルキーボード時代まで。時代は変わっても自分が好きなもの・やっている事って、根本の部分では変わってないのだな、と改めて思った次第。今回はこの原体験2つを紹介。 人生初のキーボード:PLUSのタイプライターこれが私の人生初のタイピング体験であっ

HHKB好きは読まないといけない記事

HHKBを使う全ての人はこれを読むべし。HHKBの開発に携わったご本人による開発秘話。開発前夜からあの名言誕生など、開発研究の尽力に脱帽するとともに感動を覚えます。 必読なんてレベルを超えて、うん、これはもはや「義務」ですね。 「HHKB義務教育記事」。これを読まずしてHHKBを語るなかれ。 (追記)初期はemacsとUNIXに最適なキーボードとして開発されたため、UNIX/Linux系と親和性が高い理由が分かります。当時のMacは旧Mac OSだったことを考えると対象から

メカニカルキーボードブームに見る昨今の流れ

この動画↓で観て以来ずっと気になっているキーボード「Keychron」。 (参考引用動画) USB-C、ワイヤレス、Winキー代替対応など、HHKBやリアルフォースに持っている不満点が解消される感がGOOD。これをきっかけに、メカニカルキーボード関連の情報を貪っています。 HHKBとリアルフォースをメインで使っている私ですが、キーボード好きなのでメカニカルキーボードも持っています。メカニカルにはメカニカルの良さがあるのです。 HHKBやリアルフォースが好きだからとい

System76が新コンセプトのキーボード「Launch」発表。発注完了!

2021/5/14、Pop!_OSのSystem76が 「フルカスタマイザブルな4レイヤーのキーマップ」 「2つに分割されたスペースバー」 「ハイスピードUSBハブ」 「100%オープンソース」 という新しいコンセプトのオリジナルキーボード「Launch」を発表しました。 ・・・というわけで、発注完了しました。 お値段なんと$285。予想を上回る高額となりましたが、コンセプトがこれまでにない唯一無二であることと、無料で使わせて頂いているPop!_OSへの投資の意味も込めて

System76の新キーボード「Launch」

Pop!_OSのSystem76から新しいタイプのキーボードが発売予告されています。↓ 意味深な予告ですが、キーボードのデザインや設計データはオープンソースとしてすでに公開されています。 開発リーダーJeremyさんがちょっと前にツイートしてたのはどうやらこのキーボードの事のようです。↓ キーボードのデフォルトレイアウトはこのような感じのようです。 ・Alt-Fn-Superの辺りが普通のキー配列と結構違うがどうなのだろう? ・コンパクトなスペースバー(スペースバーが

Pop!_OS:Pauseキーでフルスクリーン

謎の「Pause/Break」キー私はキーボード大好きでして、RealforceとHHKBを愛用しています。日々使い込んでいるRealforceですが、ひとつだけほとんど使っていなかったキーがあります。キーボードの右側一番上に鎮座している謎のキー。それが 「Pause/Break」キー。 ”19世紀に導入された電信の回路を切断するためのキーに由来するものであるが、現在ではこのキーにははっきりとした目的がない。” ・・というキーなのだそうです。 一部のゲームなどでは使わ