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デジタルガジェットメモランダム

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3D/2Dグラフィック・デジタル造形・3Dプリンター・物書き。 Pop!_OS・Manjaro Linux・Android・iPad・Macをクリエイティブに使いこなすための備忘…
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#HHKB

私がHHKBをやめた理由、HHKB Studio登場でもLaunchから移行しない理由

前回の記事(↓)の続き。 HHKBを長く使っていたものとしてはHHKB Studioはエポックメイキングな製品だと思っています。Launchキーボードを入手していなかったら、きっと私は購入していたと思います。 結論からいうと、私はHHKB Studioを買うことはないでしょう。なぜなら、Launchキーボードに移行するに至った最大の理由が、HHKB Studioでも継承されつづけているからです。それは、 「独立カーソルキーがない」 です。 Launchキーボードは、

HHKB Studioが東プレ軸ではなくメカニカル軸を選んだ理由

前回の記事(↓)の続き。 開発者からのこのコメントがまさに聞きたかった事なので、引用。↓ 世界的にみればメカニカルの進化と多様化は時代のニーズ。それに、元々HHKBは初代はメンブレン。最初から東プレ軸・静電容量無接点が売りだったわけではない。 伝統の東プレ軸と近年ブームのメカニカルスイッチを同じ土俵に載せて徹底検討し、最終的にメカニカルに落ち着いた・・この辺の客観性と柔軟性、世界戦略を見据えた広い視野は素晴らしいと思います。 本家本元の和田先生がそう仰っている。私がL

HHKB Studioに見る時代の変化

PFUがなんと、27年ぶりに、HHKBの完全リニューアルを行ったというニュースが飛び込んできた。 HHKBの哲学に惚れ、HHKB Pro2を15年近く使い、リアルフォースも平行して使い込み、それらキーボードの欠点と限界を感じはじめ、そして最終的に、System76のLaunchキーボードに行き着いた私です。なのでこのニュースは食いつかずにはいられません。 私の読み=「時代はメカニカル」は正しかった今回のニュースで私が一番驚いたのは、HHKBがなんと伝統の静電容量無接点をや

Pulsar 60%キーボードのレビュー

前回(↓)の続き。 Kailh BOX 静音ピンク軸を装着Pulsarの60%キーボード、届きました。今回、カスタムオーダーで「自分で組み立てる」を選択しました。スイッチ、キーキャップが組まれていないばらばらの状態で届きます。早速、Kailh BOX 静音ピンク軸を装着して組んでいきます↓。 ファースト・インプレッション組み立て完成。かなりコンパクト! キーキャップはロープロファイルを選びました。ボディはキーが浮いているように見えるフローティングデザイン。スイッチが見える

Launchキーボード(2):Macでも使ってみる

前回↓の続き。 完全なクロスプラットフォームキーボード LaunchキーボードはLinuxメーカーSystem76が開発しているキーボードですが、Linux専用というわけではありません。完全なクロスプラットフォームのキーボードです。設定アプリがWindowsにしか対応していなかったり、対応していてもWindowsとMacだけだったりするのが多い他のキーボードとの大きな違いでもあります。 設定はキーボードに保存されるため、どのOSでも設定が出来、そのまま他のOSに持っていっ

Launchキーボード着弾

当「Pop!_OSメモランダム」の記念すべき100本目の記事はPop!_OS開発元のSystem76がリリースしたメカニカルキーボード「Launch」のレビューです。恐らく日本語では初のレビュー記事かと思います。 発売日の即発注して待たされること3ヶ月、ようやく入手する事が出来ました。正直言って久々に興奮しております。 ファーストコンタクト箱から取り出し、接続してみました。ケーブルを挿すとバックライトが光り、テンションが上がります。 ファースト・インプレッションは、 ・

HHKB好きは読まないといけない記事

HHKBを使う全ての人はこれを読むべし。HHKBの開発に携わったご本人による開発秘話。開発前夜からあの名言誕生など、開発研究の尽力に脱帽するとともに感動を覚えます。 必読なんてレベルを超えて、うん、これはもはや「義務」ですね。 「HHKB義務教育記事」。これを読まずしてHHKBを語るなかれ。 (追記)初期はemacsとUNIXに最適なキーボードとして開発されたため、UNIX/Linux系と親和性が高い理由が分かります。当時のMacは旧Mac OSだったことを考えると対象から

メカニカルキーボードブームに見る昨今の流れ

この動画↓で観て以来ずっと気になっているキーボード「Keychron」。 (参考引用動画) USB-C、ワイヤレス、Winキー代替対応など、HHKBやリアルフォースに持っている不満点が解消される感がGOOD。これをきっかけに、メカニカルキーボード関連の情報を貪っています。 HHKBとリアルフォースをメインで使っている私ですが、キーボード好きなのでメカニカルキーボードも持っています。メカニカルにはメカニカルの良さがあるのです。 HHKBやリアルフォースが好きだからとい

HHKBとリアルフォースのキートップをカスタマイズ

まえおき私はキーボードフリーク(正確に言うとUSキーボードフリーク)でして、リアルフォース R2とHHKB Pro2を長年愛用しています。 Mac・Windows・LinuxとOSは三股してもこの2つのキーボードは変わらずずーっと使い続けてきています。HHKBの哲学ともなっている和田教授の「PCは消耗品、キーボードは生涯使えるインターフェイス」をまさに体現していると思っています。 アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、