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「もしも」hissyがZホールディングスの経営者ならこうする

こんにちはhissy(@hissybiz)です。今日は「もしも」hissyが経営者ならをZホールディングスについてFY2020通期決算をベースに書いていきます。さ、今日もビジネスレベルあげ!

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決算解説記事は以下を参照ください。

もしhissyが経営者なら以下を実施したいと思います。

1.X(クロス)ショッピングに専念する
2.ビジョンファンド・ソフトバンクグループの投資先の日本展開の受け皿に徹する

1.X(クロス)ショッピングに専念する

Zホールディングスの事業別の業績として、近年ほぼ唯一成長し続けているのがコマース領域です。

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ショッピング事業(Yahooショッピング/paypayモール/zozo/アスクル・・・)は年間取扱高1.5兆円を突破していますし、リユース事業(ヤフオク・paypayフリマ)の成長性も上がってきています。

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広告関連の売上成長は1桁台であり、ショッピング関連の広告が含まれる運用型広告セグメントのみ2桁成長ということで、広告売上のドライバーとしてもコマース領域が重要であることがわかります。

しかしながら、ECでいうとAmazonと楽天が先行していることは承知の通り。成長はしているものの、Zホールディングスが先行2社を短期的に抜くことは、ほぼ不可能です。

また、広告事業を強みとして持つZホールディングスとしては「メディア媒体としてのコマース」という位置づけで考えるのが良いと考えますので、Amazonや楽天のように自社直販を強化することは考えづらくプラットフォームとしての価値を上げていくことに徹していくべきです。

日本の物販系のEC化率は7%程度と言われていますが、物販系の小売ではリアルのマーケットのほうが圧倒的に大きいわけです。

そして、リアルの店舗の広告メディアはいまだに新聞チラシなどの効率の悪いレガシーメディアが大半ではないでしょうか。

また、amazonや楽天がまだ参入していない領域となるためブルーオーシャンになる可能性があります。

リアル店舗の在庫を登録してもらいオンライン注文を可能にしているX(クロス)ショッピングという仕組みがすでにあるので、この領域に投資を集中させます。

payapyは既に4,000万近いアカウントを有しているので、その流通網に何を流していくかを乗せていく作業になります。

上記の通りオンラインよりもオフライン在庫のほうが規模は圧倒的に大きいためオフライン在庫のオンライン化、オフライン店舗のオンライン広告投資のプラットフォームを目指します。まずはアパレルで圧倒的に強いZOZOを使いブランドのリアル店舗在庫およびリアル店舗のマーケティングプラットフォーム化の事例を作ることに注力するでしょう。

※LINEとのシナジーはそこまで無いのではないかと考えています。

2.ビジョンファンド・ソフトバンクグループの投資先の日本展開の受け皿に徹する

続いて、Zホールディングスの親会社であるAホールディングスの親会社であるソフトバンクKKおよびソフトバンクグループとのシナジーを考えます。

ソフトバンクはビジョンファンド等を通じて多くの海外企業に投資を行っていますが、なかなか日本展開でうまくいっているとは言えないと思います。

そこで、Zホールディングスが投資先企業の日本展開の受け皿に徹することで海外の最新テクノロジーを日本に持ってくる役目に加えて独自の研究開発費の削減等のメリットを享受します。

もともと、YahooJapanにせよLINEにせよ、元は海外企業の日本展開が起点となっている成り立ちでも有り、企業のDNAとしても合っていると考えます。

そして、それらの企業のサービスを流通させるチャネルとしてはpaypayが適切でしょう。

既に営業キャッシュフローが年間2,000億円ほどある、超優良企業でありインターネット界で強力なメディアを複数持っている稀有な企業であるため既存のビジネス領域からのズラシ(1.X(クロス)ショッピングに専念する)とソフトバンクグループの持つアセットの有効活用(2.ビジョンファンド・ソフトバンクグループの投資先の日本展開の受け皿に徹する)に集中していくことでより強固なメディア価値・参入障壁を築いていくことこそ、Zホールディングがやっていくべきことだと考えます。

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