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ゾンビの負傷/助走001

美味しいとこだけいただきます。
受け手が音楽を切る時代
非行少年少女に偉い人
目を瞑ったままの人々は
まぶたの裏に「I enjoy every day」
手垢まみれのあのサビは
1分間だけもつ造花

数字のあやとり、雁字搦め
星が作りたかったのに
出来たのは足枷か
ポップゾンビから逃げ切って
言葉を繋いだ
命になってた。
俺は昔、自由だった。
俺は昔、彼女だった。

ただギターが弾きたかったんだ。
B7が世界を変えると思った
ただ歌詞が書きたかったんだ。
王子様のリップ作れると思った
ただ歌が歌いたかったんだ
ただ歌が歌いたかったんだ

「拡声器の使用には数字が必要です。」
馬鹿げた張り紙、真に受けている
#(グロテスクな規制音)
これに書かれる数字目指して

ただギターが弾きたかったんだ。
B7が世界を変えると思った
ただ歌詞が書きたかったんだ。
王子様の唇作れると思った
ただ歌が歌いたかったんだ
ただ歌が歌いたかったんだ

雷が落ちる前に雷になれたのに。
雷が落ちる前に雷になれたはず。
雷が落ちる前に雷になりたかった。
雷が落ちた後で鏡の前で笑ったんだ

ゾンビに殺されぬために
ゾンビになることを選んだ俺は
あの日見事に
彼女に撃たれた
(ゾンビは死なずゾンビは死なず)
--------キリトリ線--------

説明ではけして無い後書き

昔書いた亡霊王の破壊と再構築
考え方が変わった訳じゃなくて、ほんとになりたかった姿のままじゃダメだと思った姿のままで全然ダメじゃなくて嫉妬して殴り書きした。
でもゾンビキングになった方がより多くの人に届けられると俺は思うからまずはやっぱりゾンビキングを目指そうと思う。
彼女と同じ方向を向いてるのに違う道を歩むことを決めてる、彼女はなんて眩しいなんて恨めしい
負けるわけにいかねぇよな、負けるわけにいかねぇよ。
足枷をぶっ壊して武器にしてゾンビキングになった後に本当に俺が書きたかった事を書いて、書き続けて死ねれば、本望。
時代を信じてあげられなかった。自分を信じてあげられなかった。
いつか自分として、いつか自分として



ひっとのきぉくが本当に眩しくてかっこよくて綺麗で美しくて羨ましかった。悔しい。
色々俺と違うけど、色々同じで大好きだ


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