看護師×EQ(高さ)=天使度
看護師のイメージを聞くと
・優しい
・面倒見が良い
・気が強い
・下ネタが得意
・いじめが多い
・怒ると怖い
・面倒見が多い
等が上げられるが、よくよく見てみると矛盾があることに気づく。
この矛盾はなぜ起きるのか、負の側面のイメージを取り除くには何が必要か。
私は負のイメージを持たない看護師はEQが高いなと思っている。
EQとは
心の知能指数のこと。
心理学博士のダニエル・ゴールマンによると、EQは次のような能力であるとされています。
自分自身を動機づけ、挫折してもしぶとくがんばれる能力
衝動をコントロールし、快楽を我慢できる能力
自分の気分をうまく整え、感情の乱れに思考力を阻害されない能力
他人に共感でき、希望を維持できる能力
EQが高い人というのは、
自分の『今の感情の状態』を認識し、それをコントロールすることができる。自分にとって適切な行動ができ、前向きな感情、行動をつくりだすことができる。
また、相手の『今の感情の状態』を認識することができて、相手に対して配慮できる言動がとれ、対人コミュニケーションがうまい」ことを指す。
具体的にどう鍛えるのか。
3つに要素分解すると、
①自分の感情の【認識・調整力】
②自分に対して【動機付けする力】
③相手の感情の【理解と伝え方】
になると私は考えた。
①に対しては、
自分の感情に名前をつける
イライラのもとは何なのか理解する
感情に流されず深呼吸する
自分の体調管理
自分への思いやりを大事にする
等の訓練方法があり、アンガーマネジメントやレジリエンスを学ぶことが「より分かる」ことに繋がると思う。
②に対しては、
磨きをかけたい分野を知る
自分の強みと限界を知る
違うことを恐れない
等を訓練していく。アドラー心理学、般若心経、マインドフルネスがここでは役に立つと感じる。
③に対しては、
同情ではない共感を
相手の話を頭のなかで想像する
率直に相手の感情を聞く
異なる意見も尊重する
等の訓練方法がある。ここでは傾聴スキル、アサーティブスキル、アドボケーター(代弁力)スキルが必要だ。
私はまだ発展途上
EQという言葉自体、ここ1年で知ったがアドラー心理学を始め、アサーティブスキルなどの本で得た学びは結果的にEQに繋がっていたことに驚きと嬉しさがある。
だが、今でも相手の感情を率直に聞くことは不得意だし、意見を尊重ばかりしていたら自分の感情に嘘をつくことになるんじゃないかと、やや反骨心が芽生えている。
EQを高めることが目的ではなく、
手段としてたまたま高まったEQのおかげで、患者さんを始め、同じ職場のスタッフや友人、家族へ優しさを提供できていけたら良いなと思う。
そういった意味でこれからも、EQを高めて天使度を上げていけたらと思う。
目指せ白衣の天使(男)だ。
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