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ケーキはどう分ける?

とても大好きなお話

社会人となり、とても好きになったお話があるので、noteに残しておこうと思います。

2人の子供が、なにやら喧嘩をしています。

おやつの時間に、大きな丸いケーキを2人で分けようとしているのですが、どちらがケーキをカットをするかで喧嘩になっています。

A君『ヤダよ!ナイフでケーキを切る方が大きなケーキをもらえるから、ボクがケーキを切りたいんだよ!』

Bさん『ワタシだって切る方がいいもん!A君にナイフを渡したら、絶対に自分の分を大きく切って取っちゃうでしょ?A君食いしん坊だから信用できないの!』

A君『ひどい!ボクそんなに食いしん坊じゃないもん!ケーキを同じサイズで2つにカットできるよ。だから切るのはボクだよ』

あらあら…

どうやら、2人の子供はナイフで切る側が大きなケーキを取ってしまうので、相手にカットを任せたくないようです。

まったく、譲る気配のない2人に困ってしまいました。

さてさて、こんなときに大人のあなたなら、この問題をどうやって解決しますか?

解決するためにはどうしますか?

社会人なりたてだった頃に想像した私の解決策は、『大人が切って、2人に取り分けてあげる』でした。

だって、2人じゃ解決できないし、大人が切ることで納得してもらえばいいじゃん。

と、普通にそう思ったのです。まー普通ですね。

でも、答えは違かったわけですね。

この薄い本の解決策を読んだ途端、ストンと腹落ちして、感動すらしたのです。

そして、うぉー!なるほどー!!と、妙に興奮したことを覚えています。

仕組みで解決する

それは仕組みで解決するという解答でした。

この本が書いている解決策はこうです。

ケーキをカットした側は、分かれたケーキのどちらかを先に選ぶ権利はない。

ですので、仮にA君にナイフを渡して、ケーキをカットするのであれば、2つになったケーキから、どちらかを選ぶ権利はBさんのモノとなります。

これはとても平等な仕組みだ!と、思いました。

ビジネスの世界でも、こんなケースは多分にあるわけですが、どんな仕組みなら回る?着地する?前に進む?を柔軟に考えられる人は優秀なのだな…と、学びが多いお話でした。

簡単ですが、ふと思い出したので残しておきます。


IT企業を8回転職して経験したこと、フリーでアフィリエイトサイトを運営したノウハウなどをnoteに残していきます。