娘コン6:もしもデジタルマーケティングコンサルの父が受験生の娘をマーケティングしてみたら(6)

マーケティングでよく使われる、フレームワークというものがあります。
代表的なフレームワークとして、バリューチェーン、SWOT、3C、4C、4P、STP、PEST、5フォースなどの分析法があります。
超簡単に説明すると、

バリューチェーン分析とは、自社のサービスに価値が生まれるまでを、購買物流、製造、出荷物流、販売、サービスの5つの過程ごとに分析する手法です。

SWOT分析は、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats) の4つを組み合わせて分析することで、新しい機会や潜在的なリスクを発見することができます。

3C分析は、顧客(customer)、競合(competitor)、自社(company)の3つの視点から分析することで、自社の立ち位置がわかります。

4C分析とは、顧客価値(Customer Value)、顧客にとっての経費(Cost)、顧客利便性(Convenience)、顧客とのコミュニケーション(Communication)の4つの顧客視点から分析を行い、商品の開発改良などに使われる手法です。

4P分析とは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販売促進(Promotion)の4つの視点によって企業や事業の競争力を分析する手法です。

STP分析とは、セグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(Targeting)、ポジショニング(Positioning)の3つの視点で得られた情報をもとに顧客の絞り込みを行う手法です。

PEST分析とは、Politics(政治面)、Economy(経済面)、Society(社会・ライフスタイル面)、Technology(技術面)の4つの視点でマクロ環境から受ける影響を分析していく手法です。

5フォース分析とは、競争企業間の敵対関係、新規参入業者の脅威、代替サービスの脅威、買い手の交渉力、供給企業の交渉力の5つの自社を取り巻く業界の競争環境と要因を分析することで、収益性を測る手法です。

これらのフレームワークに物事を当てはめることで、いろいろなことが見えてきて、全体の中の立ち位置が把握できます。
フレームワークについて詳しく知りたい方は専門書をご参照いただくとして、受験勉強もフレームワークに当てはめて考えることができます。
たとえば、私の敬愛するフィリップ・コトラー氏が提唱したSTP分析を使えば、まだ志望校が決まっていない受験生に対して、現在の学力で合格可能な大学を探し出すことができます。
受験教科の中で、得意科目が含まれる大学をセグメントし、得意科目の配点が高い大学をターゲティングすれば、その中でのポジショニングがわかります。

ちなみに、SWOT分析を娘にした結果、ある重大なリスクが判明しました。

それは、、勉強に集中していなかったのです!
机に向かっている時間は長い(と思っていた)のですが、実際にはすぐに集中力が切れてしまい、勉強時間以上に休憩時間を取っていたのです。
それも1:9でほぼ休憩だったのです。
焦る気持ちはあるので、図書館や自習室に行って勉強するのですが、すぐに飽きてしまい、別のことを考えてしまうというのです。
部屋では、スマホをいじってしまい、勉強になりません。

まずは、勉強する環境づくりから取り掛からないといけないようです。

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