安定志向の職人だからこそ、はじめてほしい”攻め”の貯金
こんにちは、柳井工業・常務の柳井です。普段はプラント企業の経営者として働いています。
普段はより多くの人に届けたいと思って書いていますが、今回はめずらしく、弊社メンバー・プラント業界の方宛に書きたいと思います。
肝心のテーマですが、割と将来安泰な職人だからこそ、ぜひ「つみたてNISAやiDeCoをはじめてほしいな」という内容です。
ちょっとお節介かもしれませんが、ぜひ最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
今回はつみたてNISAやiDeCoについて触れています。「概要」ではなく、あくまでも「はじめてほしい理由」のみに触れています。より深く知りたい場合は、ぜひ調べてみてください。
手に職の弊害。ほとんどが、つみたてNISAやiDeCoを知らない
柳井工業(プラント業界)にはたくさんの職人がいます。プラント業界は特殊で、たとえ不景気だとしても大きな打撃を受けない業界です。
理由はnoteでも書きましたが、プラント業界は「生活必需品を作るまでの過程」で密接に関わっているからです。よかったら合わせてご覧ください。
なので「プラント業界の技術職だし、将来は安泰だよね」と安心している人が多い印象です。
最近、少し衝撃的なことがありました。
仕事の休憩中に、何人かの職人と話していました。そこで、つみたてNISAやiDeCoの話になったのですが、ほとんどの職人がその存在を知らなかったのです。
私は野村證券出身です。新卒で入社して2年ほどお世話になりました。父の体調不良がきっかけで事業継承という形で、柳井工業に転身して今に至ります。
野村で「お金」のいろはを学んだので、つみたてNISAなどを知らないことに衝撃を受けました。「日本はやっぱり、貯蓄型思考なんだな……」と痛感しましたね。
体が資本の職人だからこそ、将来に備えて「攻めの貯蓄」をしてほしい
前置きが長くなってすみません。ここからが本題です。
貯蓄ももちろん大切ですが、ぜひ「攻めの貯蓄」も念頭に入れてみてください。攻めの貯蓄とは、「つみたてNISAやiDeCo」のことです。
私が職人につみたてNISAやiDeCoをおすすめしたい理由は、「将来の貯蓄」に最適だからです。
職人は特に、体が資本です。
もし、病気や事故などで体が一時的に動けなくなった場合、その期間中は仕事ができなくなりますよね。
現在20代であれば、体が元気で「まだまだ全然イケる」と思うと思います。しかし歳を重ねていき、40代頃に差し掛かってから、ふと「体力が落ちてきたな……」と実感するはずです。
もし、結婚して家庭を持っていたらどうでしょうか。
もちろん、50代60代まで職人を続けていれば、現場から管理者になっている可能性も高く、体よりも頭を動かすようになるかもしれません。
ただ、プラント業界はIT業界などに比べて、足腰を使います。体が何よりも大切なのです。
万が一に備え、貯金をする。貯金の一種として、つみたてNISAやiDeCoをはじめてほしいのです。
仕事を「強制」から「任意」にしておきたい
もう少し、話を続けさせてください。
医療などの発達により平均寿命がぐんと伸びた日本では、「人生100年時代」と言われるようになりました。65歳で定年し、第2の人生を歩むことになります。
少しでもお金に余裕があったらラクになると思いませんか?
年金だけに頼るのではなく、つみたてNISAやiDeCoでも貯金をしておけば、趣味や子供の学費にお金を使うこともできます。
また、精神を安定させた状態でずっと仕事ができると思いますか?
お金がなければ、暮らしていくのは困難です。暮らしを継続させるためにも、仕事は大切です。
ただ、病気やケガだけではなく、メンタルの不調で仕事を休まなければいけない時もあるかと思います。
お金に余裕があれば、多少の休暇をしても問題ないと思います。ただ、お金に余裕がない状態だと、なかなか休めないと思います。そうなれば、もっと心が病んでいきます。
若い頃から攻めの貯金をして資金に余裕があれば、50代になって「辞めたくなったら辞めても暮らしていけるな」と余裕に繋がるはずです。
余裕を持てれば、もっと仕事がラクになるかもしれません。仕事を「しなければいけない」よりも、「好きだからやっている」方が精神的にもいいですよね。
”強制”よりも”任意”で仕事ができたら、余裕が持てると思いませんか?
これを見たあなたに、今日からはじめてほしい2つのこと
では、この記事を見てくれた人に、今日からやってほしいことを2つお伝えします👇
1.軽くつみたてNISAやiDeCoの概要を学ぶ
2.証券口座を開設する
1.軽くつみたてNISAやiDeCoの概要を学ぶ
今ではYouTube・書籍・ブログなどで、簡単に学べる恵まれた時代です。私がいいなと思ったものを、いくつかピックアップしますね。
深める必要はありません。あくまでも概要をさらっと理解するだけでもいいでしょう。
税理士の大河内さんによる、つみたてNISAやiDecoの比較動画です。この動画によって「いろは」がわかるはずです。
つみたてNISAが1番はじめやすいと思うので選びました。はじめ方を網羅してくれているので、初心者必見ですね。
2.証券口座を開設する
概要を理解できたら、一緒に証券口座も開設しましょう。ちなみに、私は楽天証券を利用しています。メリットはこちらです。
・つみたてNISAは”100円”からはじめられる
・楽天カードで溜まったポイントを使える(ポイ活)
・毎月決まった日に自動引き落としされる
なによりも100円からはじめられるので、負担なくスタートできるのがありがたいですよね。ぜひ手を動かしながら、理解を深めてみてください。
もちろん、無理のない範囲で積み上げてくださいね。
・・・
今回は色々と話してしまいましたが、まとめると以下になります。
・攻めの貯金=つみたてNISAやiDeCo
・攻めの貯金は「将来の備え」に最適
・体が資本にだからこそ、備えが必要
・攻めの貯金が心の余裕に繋がる
・100円でもいいので今日からはじめてみる
”安定”志向の職人だからこそ、ぜひ”攻め”の貯金をはじめてみてくださいね。もちろん、余剰資金で。
取材・文/ヌイ(@nui_nounai)
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