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今までなかった弊社のビジョンとミッション、半年かけてやっと整いました。

これまでの柳井工業は、ビジョンとミッションがありませんでした。

あるのが一般的だと思いますが、なんとなく「柳井工業は別に必要ないかな…」と思い、特に設定していなかったんです。

ただ、株式会社キャスターの取締役である石倉さん(@kohide_I)が「設定した方が方向性が明確になり、採用の時もミスマッチが減りますよ」と助言をいただき、たしかにそうだなと。

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▲出てきたビジョンとミッション。計3回の修正

ああでもない、こうでもないと、半年間ずっと頭を抱えていた日々。ビジョンとミッションを考えるころで内省するきっかけになれたので、本当に定めてよかったなと思っています。

今回の記事では、「柳井工業のビジョンとミッション」「ミッションの深掘り」に焦点をあて、お伝えしていきます。

柳井工業のビジョンとミッション。プラント業界の課題を打破するために、弊社やりたいこと

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ミーティングを何度も重ね、やっと定まりました…!柳井工業のビジョンは「プラント業界を”より”よくする」です。これは、弊社が「プラント業界の課題を解消したい」と思ったことから、はじまりました。

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柳井工業のnoteでは、プラント業界の問題についてお伝えしてきました。たくさんの課題がありますが、上記3つは特に深刻な問題です。

各問題に向け、すでに柳井工業ではアクションを起こしています。順に説明していきますね。


1.「若手人材の不足」を解決するためのミッション

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若手がプラントの仕事におもしろみを感じないのは、「単調な仕事の繰り返し」と「労働環境」が、とても大きな要因でした。

解決するために、以下3点が重要だと考えています。

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かつては以下のような背景がありました。当然、仕事に誇りを持てず、悶々としている人が増えていくいっぽうですよね……。

・出張先の宿泊環境が2〜3人の相部屋
・若手には単調でかんたんな仕事のみを任せる
・担当するお客様がいつも変わる

その課題を払拭するためにも、柳井工業は以下の対策を取っています。

・1人部屋を提唱し、プライベートの時間を確保してもらう
・伸び代がある方にはむずかしい仕事にも挑戦できる機会を与える
・協力会社でも客先を選べるようにする

こうすることで「若手人材の不足」を解消できるのではないかと考えております。現状すでに行なっていて、「働きやすい環境になった」という声も届きました。

≫参考記事:協力会社を大切にする会社が、もっともっと増えてほしい。

2.「多重請負による低賃金化」を解決するためのミッション

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noteをはじめたばかりのころ「プラント業界のからくりと闇」をテーマに、多重請負について赤裸々にお伝えしてきました。

≫参考記事:どうして働く人の収入が増えないのか?業界のからくりと闇。


低賃金化を解決するために、以下3点が重要だと考えています。

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今までのプラント業界は「競争見積」でした。複数の協力会社に見積もりを依頼し、競売にかける。選ばれるのはいつも、"低価格で悪くない会社"です。

しかし柳井工業は、この構造から脱却することを目指しています。競争見積からパートナーシップへシフトし、長期的に良好な関係をクライアントさんと結ぶ予定です。

≫参考記事:柳井工業では「パートナー制度」に挑戦していきます!


そして人材不足の話に派生しますが、職人のフリーランス化も進めていきます。組織に属さず、"自分のペースで関われる職人"がもっといてもいいのです。

入社形態は、社員でもフリーランスでも可能。選択できます。1人1人に合ったワークスタイルを、"柳井工業では叶えられるスタイル"にしていきます。

≫参考記事:プラント業界のフリーランス「一人親方」衰退理由。新しい働き方を考えたい


3.「残業過多」を解決するためのミッション

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最後に大きな問題である、「残業過多」。古き良きを善とするプラント業界には、働き方改革がまだ浸透していません…。

そこで残業過多を解決するために、以下の3つのミッションに柳井工業は挑戦していきます。

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まず、同業ではおそらく初である「給与テーブル」を導入します。

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今までの年功序列を払拭し、職人や機械エンジニアのスキルを客観的に判断し、給与が上がる仕組みとなっています。

また、今まではピラミッド構造でしたが、裁量権を現場に託し、迅速な意思決定や生産性向上を計ります。

そして「現場毎の交代制」を導入することで、基本的に繁忙期以外は長期休暇の取得が可能になるのです。

・・・

「プラント業界を”より”よくする」をビジョンの下、プラント業界の課題や問題をすこしでも解決できるように、まずは柳井工業でできることをすすめていきます。

すこしでも、弊社の想いなどが感じてもらえたらうれしいです。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。


取材・文/ヌイ(@nui_nounai

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