柳井工業のビジョンを大胆に塗り替え━━主語を「プラント」から「関わる業界」へ
これまでの柳井工業は、「プラント業界を”より”良くする」というビジョンを掲げ、日々の課題に向き合ってきました。
実は最近、ビジョンを大胆に塗り替えました。
柳井工業にとっては大きな節目となりましたので、ビジョンが変わるまでのストーリーを常務・柳井に聞いてみました。
視野を広げて、視座を高めたい
━━ビジョンが変わった背景について、教えてください。
柳井:これまでのビジョンは、「プラント業界を”より”良くする」でした。
プラント業界は、さまざまな課題や問題を抱えています。プラント施工会社の1つである柳井工業も、その現状に目を向け、少しでも改善できるようになりたい。
そんな想いからビジョンが生まれました。
ただ、2021年頃から「プラントだけでいいのか?」と疑問を抱くようになったんです。
メンバーとも話し合った結果、「もっと視野を広げて、視座を高めた方が柳井工業もワクワクするよね」となって。
そこで、前回のビジョンから「関わる業界を”より”クリーンする」に変えることにしました。
主語を「プラント」から「関わる業界」へ
柳井:さらに続きがあります。
柳井工業のnoteを読んでくれている方であれば、すでにご存じだと思いますが、柳井工業は「太陽光発電事業」にも挑戦しています。
太陽光発電は、実は、プラント業界とは直接的に関わりがない分野です。
プラント界隈から「なんでわざわざ、新規事業に手を出しているんだろう?」と思われても、当然だと思います。
でも、太陽光発電は可能性の塊です。今後の日本の生活を支える、大切な基盤になること間違えなし。
だからこそ、プラントだけに固執しなくてもいい。
むしろ、プラントのみに依存しては発展はないと思っているので、主語を「プラント」から「関わる業界」に変更しました。
これからの柳井工業は”広範囲なつながり”が肝となる
柳井:また、太陽光発電事業を加速させるにあたって、これまでにない広がりや関わりがでてくると思います。
━━なるほど。具体的には、どういったことでしょうか?
柳井:太陽光発電って、とても奥が深いのです。
例えば、太陽光発電所を設置するとしましょう。具体的には、以下のプロセスが生じたり、その道のプロにお願いする必要があります。
ここまでは、あくまでも一例です。もっと細かく見ていくと、いろんな人との繋がりができきます。
これまでの柳井工業は、プラント業界の人たちとだけ働いていれば大丈夫な環境でした。
でもこれからは、もっと視野を広げる必要があります。
どうでしょうか。関わる人や会社が多くなるイメージはわきましたか?
━━はい。広範囲での繋がりや関わりが、大切になってくるのだなと実感しました。
日本・世界のクリーン化に貢献したい
━━ビジョンに「クリーン」が含まれている理由を教えてください。
柳井:実は、ちょっとした遊び心がありまして(笑)。
太陽光発電は「再生可能エネルギー」のひとつ。どこかエコで緑のイメージがありました。「グリーン」と「クリーン」を絡めて表現したかったんです(笑)。
まじめな話をすると、今は世界的に「脱炭素」の流れになってきています。二酸化炭素を減らす政策もでてきているのです。
すこし大袈裟かもしれませんが、柳井工業は太陽光発電事業を通して、脱炭素のお手伝いができるなと思って。
太陽光発電事業を通して、いろんな人や会社と有意義に関われるからこそ、業界全体で「クリーン」を目指せたら最高だなと。
世の中に寄り添いながら、地道に頑張っていけたらと思います。そんな想いで、大胆にビジョンを変えてみました。
取材・文/ヌイ(@nui_nounai)
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