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柳井工業のビジョンを大胆に塗り替え━━主語を「プラント」から「関わる業界」へ

これまでの柳井工業は、「プラント業界を”より”良くする」というビジョンを掲げ、日々の課題に向き合ってきました。

実は最近、ビジョンを大胆に塗り替えました。

柳井工業にとっては大きな節目となりましたので、ビジョンが変わるまでのストーリーを常務・柳井に聞いてみました。

柳井寿栄(やないひさよし):柳井工業・常務取締役。立教大学卒業後、野村證券株式会社にて2年間、リテール営業を務める。柳井工業・創業者の父の病気をきっかけに、事業継承を決意。常務として、日々、柳井工業の課題に向き合っている。

プロフィール

視野を広げて、視座を高めたい

━━ビジョンが変わった背景について、教えてください。

柳井:これまでのビジョンは、「プラント業界を”より”良くする」でした。

プラント業界は、さまざまな課題や問題を抱えています。プラント施工会社の1つである柳井工業も、その現状に目を向け、少しでも改善できるようになりたい

そんな想いからビジョンが生まれました。

ただ、2021年頃から「プラントだけでいいのか?」と疑問を抱くようになったんです。

メンバーとも話し合った結果、「もっと視野を広げて、視座を高めた方が柳井工業もワクワクするよね」となって。

そこで、前回のビジョンから「関わる業界を”より”クリーンする」に変えることにしました。

主語を「プラント」から「関わる業界」へ

柳井:さらに続きがあります。

柳井工業のnoteを読んでくれている方であれば、すでにご存じだと思いますが、柳井工業は「太陽光発電事業」にも挑戦しています。

太陽光発電は、実は、プラント業界とは直接的に関わりがない分野です。

プラント界隈から「なんでわざわざ、新規事業に手を出しているんだろう?」と思われても、当然だと思います。

でも、太陽光発電は可能性の塊です。今後の日本の生活を支える、大切な基盤になること間違えなし。

だからこそ、プラントだけに固執しなくてもいい。

むしろ、プラントのみに依存しては発展はないと思っているので、主語を「プラント」から「関わる業界」に変更しました。


これからの柳井工業は”広範囲なつながり”が肝となる

柳井:また、太陽光発電事業を加速させるにあたって、これまでにない広がりや関わりがでてくると思います。

━━なるほど。具体的には、どういったことでしょうか?

柳井:太陽光発電って、とても奥が深いのです。

例えば、太陽光発電所を設置するとしましょう。具体的には、以下のプロセスが生じたり、その道のプロにお願いする必要があります。

・申請書類→弁護士
・太陽光発電の設計→設計士
・伐採や土地の耕し→土木関係者
・太陽光パネルの仕入れ→メーカー
・パネルを設置→電気工事会社

もし、太陽光発電所を設置するとなったら?

ここまでは、あくまでも一例です。もっと細かく見ていくと、いろんな人との繋がりができきます。

これからは広範囲な人・会社との繋がりになる

これまでの柳井工業は、プラント業界の人たちとだけ働いていれば大丈夫な環境でした。

でもこれからは、もっと視野を広げる必要があります。

どうでしょうか。関わる人や会社が多くなるイメージはわきましたか?

━━はい。広範囲での繋がりや関わりが、大切になってくるのだなと実感しました。

日本・世界のクリーン化に貢献したい

━━ビジョンに「クリーン」が含まれている理由を教えてください。

柳井:実は、ちょっとした遊び心がありまして(笑)。

太陽光発電は「再生可能エネルギー」のひとつ。どこかエコで緑のイメージがありました。「グリーン」と「クリーン」を絡めて表現したかったんです(笑)。

まじめな話をすると、今は世界的に「脱炭素」の流れになってきています。二酸化炭素を減らす政策もでてきているのです。

すこし大袈裟かもしれませんが、柳井工業は太陽光発電事業を通して、脱炭素のお手伝いができるなと思って。

太陽光発電事業を通して、いろんな人や会社と有意義に関われるからこそ、業界全体で「クリーン」を目指せたら最高だなと。

世の中に寄り添いながら、地道に頑張っていけたらと思います。そんな想いで、大胆にビジョンを変えてみました。

取材・文/ヌイ(@nui_nounai

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