家族との時間を最優先に。小さな会社の社長である僕の仕事。
父の病気が発覚し、事業継承を決意。
そこから10年が経過し、入社当初と比べ、仕事の関わり方や大きな心情の変化がありました。
その遍歴を振り返ろうと、思考の整理がてら、筆を取ろうと思います。
結論からお伝えすると、「息子が小さいうちに、たくさんの思い出を残したい」という気持ちが強くなり、家族との時間がぐんと増えたのです。
「自分がいないと、仕事が回らない」と思い込んでいた。だが違った
まず本題に入る前に、僕が忙しかった頃の話を少し挟みます。
今の僕の仕事は「あえてメンバーに仕事を託し、育てる時期」となっています。
これまで柳井工業は、プラント業界の施工会社を主軸としてやってきました。
新卒で野村證券に入り、その後、未経験で柳井工業に入社していたので、プラントの仕組みはほとんど知りません。
死に物狂いで一つひとつ学んでいき、なんとか「現場監督」を担えるように。
その頃を振り返ると、おそらく余裕がなかったのだと思います。「僕がいないと、現場が回らない」と思い込んでいたのです。
しかし当然ではありますが、そんなことありませんでした。そこに気づいてからは、吹っ切れたようにも思えます。
「あえてメンバーに託し成長してもらおう。その代わりに、責任は自分で持とう」。
時間と心の余裕が生まれてから、考えられるようになったこと
メンバーに仕事を託し、時間に余裕ができてからは、シンプルに「考える時間」が増えました。
これまで目の前にある課題を取り除くのに精一杯だったので、「時間があると、こんなにもアイデアが湧いてくるんだ……」と感動しましたね。
内省し続けた結果、「プラント業界だけで頑張る必要ってないよなあ」と思い、太陽光発電事業にも挑戦。普段関わらないような業界の人ともお話しする機会が増えました。
さらに、自分のなかでも大きな変化が起こります。
今、4歳の息子がいます。本当に可愛くて、息子のためならなんだってできるなって感じるんです。
子供の成長って凄まじく、ふとした瞬間に大きくなっています。現場にいた時は出張も多く、大切な成長期を取りこぼしていたのです。
「もっと家族と向き合う時間がほしい」と思ってからは行動がはやかったですね。拠点の大分から離れ、家族3人で東京へ引っ越しました。
(毎度、話が長くなってしまい恐縮です(笑)。ここから本題に入ります……!)
一日のスケジュール
と言っておきながら……決まった仕事はありません。週毎、日毎でもかなり変わります。だた「柔軟」をあえて受け入れています。
ゲームではじまる、朝習慣
惰性のモーニングルーティーンで恐縮ですが、僕、ゲーマーなんです。5時に起きて、モンハンをしています。
ぐっと集中できるのも快感ですし、忙しかった時はゲームをする時間も取れなかったので、思う存分、自分を甘やかしています。
ゲームでスカッとしてからは、家族3人で朝ごはん。子供を保育園に預け、仕事がはじまります。朝一は、メールの返信やメンバーのスケジュールを確認していますね。
今の主な仕事
先述の通り、現場から離れたことで「メンバー育成」「事業作り」「関係性構築」に集中できるようになりました。
これまで恥ずかしながら、事業計画を立てたことがなかったのですね。柳井工業をもっと育てるためにも、今は意識的に時間を取っていきます。
・・・
今回のテーマは「家族との時間を最優先にした、小さな社長の仕事の一日」だったのですが、またいつも通り話が脱線してしまったように思えます(笑)。
重ねてになりますが、僕が今最も大切にしたいのは「家族とのふれあい」。
息子の成長を見届け、妻との会話も大切にしたい。
忙しかった時に比べ「成長しているのかな……?」とふと不安になることはありますが、心の満足度は高いです。この暮らしを続けていけるよう、頑張っていきたいものです。
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