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「名言との対話」6月29日。サンテグジュベリ「心だけが、正しくものを見ることができるのさ。本当に大切なものは目に見えないんだよ」

アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, comte de Saint-Exupéry、1900年6月29日 - 1944年7月31日)は、フランス作家操縦士

フランスのリヨン生まれ。志願兵ととして陸軍飛行連隊の操縦士となる。1926年、26歳で作家デビュー。35歳、フランス・ベトナム間最短飛行記録に挑戦し、サハラ砂漠に不時着し、徒歩でカイロに生還。39歳、第二次世界大戦で召集される。フランスに戻った後、アメリカへ亡命。自由フランス空軍へ志願し、1944年に単機で出撃し、消息が不明となる。

サンテグジュベリは世界140カ国で出版されているベストセラー「星の王子さま」の大成功を見ることなく、アンドレ・ジイドが序文を書いたこの本の世界的成功を目にする前に戦場で消息を絶った。

2013年、箱根の「星の王子さまミュージアム」を訪ねたことがある。サン=テグジュベリの記念館といってもよい。ニューヨークで友人のジャン・ルノワールとの接触があった。このジャンは、前日にポーラ美術館で観た画家・ルノワールの息子ではないかと思った。

「ぼくは自分にとって複雑すぎる。自分をどう使ったらいいのかわからない」。

「愛するということは、我らが互いに見つめ合うことではなく、ともに同じ方向をみつめるということだ」。

「計画のない目標は、ただの願い事に過ぎない」。

このミュージアムで傑作『人間の太地』を購入した。翻訳者は堀口大學で、解説者は宮崎駿だった。

2014年に、関越道で寄った寄居パーキングエリアは、星の王子様をコンセプトとしたPAだった。コンセプトが統一されていて、パーキングエリアにいることを忘れてしまう。 「きれいね」という若い女性たちと「シャレ系だね」という若い男性の声が聞こえた。 こういったアイデアを関越道全体に及ぼしていけると面白い展開になるだろうと余計なことを考えたことがある。

この小説家の言葉では冒頭の言葉が最も有名だ。見ることのできるものは大事ではない。見えないもの、心でしか感じ得ないもの、そういうものが本当に大切なのだ。この言葉は今もなお多くの人の心をつかんでいる。

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