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#21親切心の罠。使われキャラにはなるな!

おはようございます。
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。

仕事上のパートナーで、とても親切で、何でも快く引き受けてくれる方がいるんですね。その人はある品物の加工をお願いして、お願いした通りに仕上げてくれる。
時には、お願いしていないことまで、気づいてくれ、指摘をした上で、対応してくれる。
とても頼りにしていますし、仕事を進めるうえでなくてはならない人です。
急ぎの対応にも応じてくれます。

仕事上だけでなく、公私ともにお世話になっている人です。
だからこそ心配にもなることがあります。


便利に使われる人になるな!

そのパートナーは、もちろん私にだけ親しく対応するわけではありません。
あらゆる受注先に同じように対応します。
なので、私だけでなく、多くの人から頼りにされます。

それは非常によいことです。

しかし、親切心のあまり、自分を苦しめてしまっているように見えることも窺えるのです。

先日も、別の受注先から無理難題を突き付けられたようで、私に相談がきました。
彼の性格を知っていたもんですから、私も解決する方法がないか、思案しました。

後日、その案件について聞いたところ「お断りした」と聞いて、少し安心しました。

「テイカー」に気を付けろ いい人ばかりじゃない

テイカーとは相手から搾取することに重きを置く人のことです。
今回のケースでは、「あいつは何でもやってくれるやつだ、この難しい案件、あいつにやってもらおう」てなものです。
当然、ビジネスなので金銭の支払いは発生します。
しかし「お金を払えばいい」という問題ではないのです。

やりたい仕事ではなかった場合や、大変に時間がかかるような仕事であった場合、金銭的なやりとりではバランスが取れないことがあります。

つまり、どちらか一方が割を食ってしまう、ということがあります。

わかって振舞っている場合もありますが、厄介なのが、
無自覚にテイカーになってしまうことです。

ギブ・ファーストのすゝめ

私はこれを、プレゼンの神と言われる澤円(さわまどか)さんから聞いたのが初めてで、その後も何度か聞いています。
つまり、何かをしてほしければ、先に何かをしてあげよう
という考え方です。
それは、そんなに大層なことじゃなくていい。
自分の持っているリソースをちょっと、相手にシェアするとか、相手の困っていることをちょっと手伝ってあげるとか、簡単なことでもいい。
それによって、相手から「以前〇〇してくれたから、今度は△△してあげよう」といった具合に。
大事なのはテイクファーストにならないこと。

自分がテイカーになっていないか、常に意識せよ

これは自分にも言い聞かせています。
この投稿自体が自戒の意味を込めているかのように、過去にはテイカーになってしまっていたことも思い出されます。

なにより、知らず知らずのうちにテイカーになってしまっているということにならないよう、注意を払わなくてはいけません。

時には勇気を出して断れ

最終的に仕事のパートナーが選んだ選択はこれでしたが、それでよかったと思います。
テイカーとは極力付き合わない方が、豊かに物事を進めらます。

断ることで、受注先からの依頼がこなくなることがあったとしたら、むしろそれはそれでよかったことだと思います。
テイカーと付き合わなくてよかったのだから。

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