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無限動因の全方位交響作用

信仰を持たない私が阿弥陀仏を語る資格はありません。
が、私は、宇宙の無限作用を想ったとたんに、自分の微小さが見え、目の前に展開する現実が地獄即浄土に見えます。
そう感じる私に引き戻してくれる大切な窓の一つが、連日声を出して読み続けている英訳仏典です。
私にこう言う視野を広げてくれるもう一つの窓は、無限動因観です。「無限動因論」あるいは「無限動因の全方位交響作用」とも呼んでいますが、それは私が勝手に名付けた見方のことです。
その見方とは、個人の心身の内部から全宇宙に及ぶ無限時空を動かす無限の動因が互いに影響し合いながら動き続けているという見方です。その無限動因が宇宙を動かし社会を動かし個々人を動かしていると見る見方です。
その一つ一つの動因の数は無限で、その動因がはたらく時間も無限です。無限の動因が絶えることなく働き続けて動き続けているのが、この宇宙でり世界であると私は感じます。
そう感じるのはいつもではなく、無限動因を心にイメージした時だけです。その無限動因を象徴するものが、ひょっとしたら、「阿弥陀仏」なのではないかとも思います。
が、阿弥陀信仰を持たない私にはそれを語る資格がありません。
私にとっては、無限動因が互いに動かし合って動いている宇宙を想像すればそれで十分です。
その働きと動きは、自分の体にも心にも及んでいます。その無限動因のことを私は、こっそり、「無限動因」(無量数と無量寿の動因=アミターなる動因=阿弥陀なる動因)としてイメージしています。

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