絶望でもなく、不安でもない

私には、帰依すべき絶対超越者としての「あなた」はいない。
けれど私は、安心している。
私の生は、それ自体が、交響する無限動因の一つである。
絶対超越者としての「あなた」に帰依することなく、交響する無限要因の一つとして生きるということは、
絶望でもなく、希望でもなく、不安でもない。
私は、交響する無限動因の一つとしての自らの存在と働きを受け入れる。受け入れることによって安心している。
無限動因の交響に身を任せ、自らも動因の一つとして、できるだけのことをして生きる。
そのように生きることは、絶望でもなく、不安でもない。
私にとっては、それが安心である。

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