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レポート:オンライン発信塾プレゼン編第4回「実際にプレゼンする際のスキル」
この記事では「地方のカチを高めるオンライン発信塾~しょうおう志援塾2020~」のプレゼンレクチャー編第4回「実際にプレゼンする際のスキル」についてまとめたいと思います。2月10日(水)に開催されました。
オンライン発信塾プレゼンレクチャー編では、2月19日開催予定の勝央町のプレゼンテーション大会での発表を目標に学んでいきます。前回プレゼンレクチャー編第3回のまとめについてはこちらをご覧ください。
1.大事なのは、「コト・ヒト・ジブン」
今回は株式会社ホライズンワークス 林 真人さんに講師をお願いしました。林さんの会社では、企業や団体をお客さんに、体験型ゲーム研修を多数提供されています。コンセプトは「楽しく学ぶ」。
今回、プレゼンテーションに大事なこととして、3つのキーワードから説明していただきました。これはすべて聞き手から見たキーワードです。これを整理することで、ターゲットを明確にすることができます。
コト:話の内容(新しさ、理論など)
ヒト:話し手の伝え方(熱量、テンポ、ジェスチャーなど)
ジブン:聴衆が感じるもの(自分や誰かのためになる、ワクワク、楽しい)
一番大事なのは「コト」ではなく「ジブン」。買い物を例に出すと、商品の「機能」よりも、商品を買ったお客さんが「どう感じるか」、「ワクワク」が大事だということです。
2.ゴールデン・サークル
次に林さんに説明していただいたのが、「ゴールデン・サークル」です。図をお示しできないので恐縮ですが、「WHY」と「HOW」と「WHAT」の3重丸があるとします。一番内側の丸がWHY、2番目がHOW、3番目の大きな丸がWHATです。これがゴールデン・サークルです。
外側からの「何を」を考えるのではなく、内側の「何のため」から考えることが大事です。コダックと富士フイルムの2つのカメラに関する会社の例を元に違いを説明してただきました。「WHY」から考えることが重要です!
3.「場極交論」ゲーム
そして、ここからが本日のメインイベント場極交論です。ルールを説明します。
【ルール説明】
①対戦者で先攻と後攻を決めます。
②トークテーマに関する意見を1分ずつ先攻→後攻で交互に話します。
③双方が3回ずつ話すとゲームは終了します。
④オーディエンスの投票により、勝者を決定します。
【注意点】
・なるべく敬語を使わないでください。
・トークの持ち時間は1人1分間です。
・相手が1分を超過した場合、途中で遮って発言を開始してください。
・自分の持ち時間の終わりには「〇〇、どうよ?」のような相手の発言を促す言葉で締めてください。
このゲームは、相手の意見と闘うだけではなく、相手の意見を取り入れて、意見を発展させていくことが趣旨の取り組みです。今回は「岡山県をもっと良くするには?」というテーマで2人ずつディスカッションをしました。
参加者全員、2人セットの場極交論ゲームをやって盛り上がりました。意見の勢いが良い人が勝つかと思えば、意外に逆の場合もあったりで、内容、テンポ、人柄など、相手とのバランスで勝敗が決まるという面白いゲームでした。1分ずつ話をして議論するという緊迫する流れの中で、考え同士が組み合わさって新たなアイデアが出ることもありました。
講師の林さんは「このゲームを小学校でも取り入れたい」という目標があると言われていました。声の大小ではなく、1分ずつ対等に時間がある中で話をするという経験は、子ども達にも良い経験になると感じました。また、ゲームとして勝敗をつけて評価をし合うというのも、自分を客観的に知ることもできます。
今回、私もゲームをやるまでは緊張しましたが、やった後は楽しく感じました。ゲームとしてルールがあるのは大事だと感じます。これが日常でも慣れると、無意識に使えるのかもしれません。ディスカッションが楽しくなる社会が来ると良いと感じました。一連の研修のラスト、記念写真で締めくくりました!
お読みいただきありがとうございました!
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