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レポート:わたしのまちの魅力開発塾 第2回「あなたのまちの魅力を考えよう」

 この記事では「わたしのまちの魅力開発塾~しょうおう志援塾2021~」の第2回「あなたのまちの魅力を考えよう」についてまとめたいと思います。7月16日(金)に開催されました。

 「わたしのまちの魅力開発塾」の詳細についてはこちらの記事にまとめています。申し込み方法も記載していますので、この記事をお読みになってご興味のある方はご参加いただければと思います。

 今回の記事では、話題になった地域の取り組みを調べてリンクを貼り付けました。いろんな情報収集のきっかけになるのではないかと思いますので、ぜひお読みください!

1.今回の流れは参加者が中心の対話です

 今回は、講師を設定せずに参加者同士の対話を中心に進めていきました。今年度のテーマが「魅力開発塾」ということで次の2点についてお話していきました。

1つ目が「わたしの思う地域の魅力」
2つ目が「わたしの取り組みたいこと、取り組みたい課題」

これら2つについてです。参加者がスタッフすくめて9名という少人数ということもあり、お互いにじっくりやり取りをすることができました。

2.そもそも「地域の魅力」とは何なのか?

 このレポートでは個人個人の考えを紹介するのは恥ずかしい方もいると思うので、「わたしの思う地域の魅力」について全体的に整理して紹介していきたいと思います。箇条書きにしてみます。

・緑や川など自然があることは変えられない魅力
・そうは言っても、人との関係の魅力が大切
・自然など見えるものは言語化しやすいが、人間関係は言語化しにくい。
・転勤族でいろんな地域に住んだが、同じ団地でもコミュニティがあるところとないところがあるのはなぜか?
・教育環境が整っている、選択肢が多いことが地域の魅力
・地元の人は案外魅力に気づかない。周りの視点が大切?
・発信することをしないと外の人は気づかない。
・困ったことがない、暮らしやすいということは大きな魅力。地域の課題に向き合う人がいることが大切
・おせっかい的な関わりは大事だが、人間見返りが必要。ポイントがたまるアプリなど、制度、環境的な仕組みもあれば。

 全体的には魅力とは、目に見える、言語化できるものだけでなく、「人と人とのつながり」、が大切という意見が多かった気がします。

 他にも、「教育」というキーワードも多く出てきました。誰もが教育というものを経て社会に出てきます。子どものいない方でも、その地域に良い教育の機会があることで、地域の魅力につながると感じられます。気持ち的に地域の自信になるだけでなく、具体的には移住者が増えたり、子どもが成長して社会で活躍する可能性が高くなる、子どもをめぐる社会課題が少なくなる、などいろんな良いことがでてきます。

 イエナプランについて関心のある方もいて、概要を知ることができました。イエナプランでは、学内で多学年教育などユニークな教育を行っています。詳細はこちらをどうぞ。

 「多世代交流」ということも話題になりました。都市部でアパートを通じて地域の若者と地域の人が関わる仕組みづくりをしているものも話題になりました。https://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00890/

介護事業者「あおいけあ」が仕掛ける多世代型アパート「ノビシロハウス」。高齢者と若者の支え合いとは
https://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00890/

 「多世代交流」はアパートのような住居以外に、日帰りのデイサービスでも多くの取り組みがあるようです。

 地域の「情報発信」の話題の際には、長野県小布施町の事例が出てきました。

 こんな感じでそれぞれの意見を出し合うことで、地域に求められること、都市部と地方の違いなど活発な情報交換ができました。

3.1歩を踏み出す力になれれば

 後半は、2つ目の話題、「わたしの取り組みたいこと、取り組みたい課題」について話し合いました。これまで出てきた「地域の魅力」に向けて取り組みへとつなげていきます。

 この「魅力開発塾」では、参加された方に、少しでも実践につながるお手伝いができればと考えています。皆さんの取り組みたいことを聞きながら、勝央町で協力できそうなことを考えていきました。

 私達、魅力開発塾の運営「一般社団法人 しょうおう志援協会」は勝央町内の各方面との関係があります。マンパワー的な支援も可能です。

 例えば、こんな提案をしていきました。

・教育の取り組みなら、単発でモデル事業をやってみる。
・多世代交流の場作りの会場提供、イベントをやってみる。
・アンケート調査などの実施地域として協力する。
・ともに学びたい事例について講師をコーディネートして勉強会を開催する。 などなど

 今回、参加者同士で事例として情報交換した中で長野県のことが良く出てきました。「長野県とは縁があるかもしれないね」と盛り上がりました。地域同士のつながりも、この塾を通じて広がると嬉しいです。

 次回以降、第3~5回は講師の方をお招きしていきます。それぞれの参加者の取り組みたいことを頭に置いてお話を聞くことで、より理解も深まることと思います。今後が楽しみです。

お読みいただきまして、ありがとうございました。

※この記事を読まれて「参考になった」、「良かった」と思われた方は、お気持ちとして「投げ銭」をいただければと思います。いただいたお金は、私たち「一般社団法人しょうおう志援協会」の活動に活かしていきます。

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