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大学教員・研究者になるには

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卒業研究・修論研究を経て研究者になろうと考えている方々向けの記事を集めていきます。大学教員・企業研究者など。
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#公募

大学教員になれない人々

こんにちは。 これまで「大学教員になるには」というコンセプトで公募を勝ち抜く戦略を記事にしてきました。 その中でダメな事例も紹介してきましたが、今回改めて「大学教員になれない人々」の特徴をまとめてみようと思います。 大学教員になれない人々1:論文数が少なすぎる

大学教員公募の振り返り①

需要はないかもですが、私も以前諸先輩方が書かれた文章を参考にさせていただいていたので、誰かの参考になれば・・・と忘れないうちに書いておこうと思います。 私は教員ではないお仕事からの転職でした。 博士の学位を取って、実際に公募を出し始めたのが、転職活動1年目の10月頃・・・その当時、大学公募戦線は、夏がピークで10月も過ぎたあたりからは募集がフェードアウトしていくことすら知らなかった・・・ 1年目は2件出してみました。1件目は書類選考で落ちました。 しかし、ここで業績の書き方と

文系大学教授になる7:指導教授

 社会人が博士の学位を取得するケースが非常に増えてきました。そのまま、実務家として企業や官庁その他で活躍されるだけでなく、博士学位取得をきっかけに、大学教員としての転職を目指す方も増えてきています。人材の流動性が芳しくない日本では、学位を取得して、転職することを前向きに評価しない風潮があることは残念ですが、それでもこの流れは変えられないと思いますし、日本社会を良くするためには、この流れを強化すべきであると考えます。  リクルートや最近ではビズリーチなど、転職を支援するサイトの

博士から助教へ 任期付き採用とテニュアトラック制度

大学教員は,博士課程を修了した学生の主要なキャリアだ。 大学教員になるための公募のプロセスについては既に多くの記事を見かけるが,助教として大学教員になってからのキャリアに関する記事はあまり見られなかったので,今回紹介する。 テニュアトラック制度自分もそうだったが,現在,若手研究者を採用する際には,多くの大学がテニュアトラック制度と呼ばれる任期付きの雇用形態を取っている。 テニュアトラックは,博士取得後10年以内の若手研究者を対象としたものであり,任期は5年間だ。 テニ

コネな方の大学教員公募に関する覚書

大学教員になるプロセスは、学位取って研究業績持って(専門職養成の場合は実務経験も問われることがある)公募を受けることが一般的である。 採用プロセスの透明性担保のために、公募制を高等教育機関が多いけど、私募によって教員になる場合もある。また、公募という名を借りながら、なかば私募みたいなケースもある。いわゆる出来レース。 本記事は、そうしたケースに関するメモです。 過去に、公募というプロセスを経て内定を貰ったけれども、その背景でコネがコネコネしてたことがあったので、一例とし

はじめての大学教員公募に関する覚書

※これは筆者が何か思いつくたびに更新している記事である 「大学教員やったことないけどなりたいな〜」と軽く思ってる人向けに方法を色々と書いてみようと思った。コネとかある人は別の人のブログ記事とかを参照した方がいいし、コネ元に尋ねればいい。 読んでためになると思われる人大学教員になってみたい人 コネがない人 1本でも論文(査読なしでもいい)とか学会発表などの学術研究業績がある人 書いている人の情報地方大の専任教員(職階は下の方) 資格を取る系の課程を担当してるうちの一