Discordを導入してからリモートの課題がほぼ解消された話
普段は自転車の話しかしていないのですが、久しぶりにお仕事関連の話です。フォトクリエイトの開発部門ではDiscordと言うコミュニケーションツールを導入しました。これがリモートワーク期間の初期に抱えていた仕事のやりにくさの大部分を解決してくれるとんでもない神ツールだったのでご紹介したいと思います。
フルリモートワーク開始直後の困難。
コロナの騒動が徐々に広がり始めた頃、フォトクリエイトはいち早く全社員リモートワークの体制に切り替わりました。色々な意見もあるかもしれませんが、個人的にはこの初動の早さにはとても感謝しています。
リモートワーク開始後、基本的にコミュニケーションツールはSlackを使っていて、オンラインのミーティングではZoomを使っていました。しかし、オフラインでさえ人と意思疎通を行うのは難しいのに、オンラインではその課題がさらに浮き彫りになりました。
具体的には以下のような課題感がチーム内で出てきていました。
・個別mtgの内容がうまくいってない。関わってないタスクが他人事化している。
・最初のリモート期間でスピードが落ちてしまっていた。
・顔検索周りのKPIのチームワーク感を出せるようにコミュニケーションをとりたい。
・施策について、実装に入る前にフロントの現状の仕組みを調査してこのデザインで実現可能かを判断するアクションが遅れてしまった。
・複雑なデータを可視化する際、共通認識を持ってスムーズに連携を取る難しさを感じた。
・zoom部屋のパスワードが地味にめんどくさい。
これらの原因を考えると、全てと言うわけではありませんがコミュニケーションの不足と遅延が大きな原因になっているようでした。
Zoomは最適解にならなかった。
コミュニケーション不足を解決するためZoomを繋ぎっぱなしにして、ビデオとマイクをミュートにして、必要な時に話かけるなんてことも試したりはしました。
それはそれで好評だったのですが、やはり接続やブレイクアウトルームの設定などが少なからず心理的ハードルになっていたのか、定着はしませんでした。そもそも有料アカウントに依存してしまう問題もありました。
パスワードをチームで共有したり、meetを使ってみたりしましたが我々が欲しいコミュニケーションの姿ではありませんでした。
救世主Discordの導入。
4月下旬のある日、雑談チャンネルにこの投稿がされた後Discordが一気に広がりました。先ほど出していたようなチーム内でのコミュニケーション不足による課題も一気に解決していき、施策やタスクを元のスピードかそれ以上のスピードで回して行けるようになりました。
チーム内からは振り返りミーティングで以下のような意見が出てきていて、Discordがいかに貢献しているかがうかがえます。
・Discord!圧倒的に「ちょっといいですか?」がやりやすくなった。ちょっといいですかが気軽にできると、作業がブロックされる時間が減って作業効率が上がる。
・フロントチームで一つのProject(アプリ対応)で同時進行でbranch分けて作業をつまづくことなくできた。discord導入によるコミュニケーションの向上のおかげ。
・discordでコミュニケーションにとても助けられている。
・出社するよりも、肩を叩きコミュニケーションを出来ている。
・チームで今日やることを朝イチdiscoする。お互いのタスク把握ができている。
・職種に関係なく話をできるようになった。
そして我々はコミュニケーション課題から解放された。
グループ会社の人たちも参加するようになり、チームや役職だけでなく会社を超えてのコミュニケーションすらいつでも取れる状態になりました。
新卒2年目の下っ端の人間が、テックリードエンジニアの方に「ちょっとここ教えてもらっていいですか?」と気軽に声をかけれるような環境が整ってしまったのです。なんと恵まれた環境なのでしょうか。
これも皆さんがDiscordと言う新しいツールを受け入れて積極的に使ってくださっているおかげだと思っています。また、こうしたツールの導入を促してくださった方々にも感謝です。
ダーウィンの有名な格言に以下の言葉があります。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
-Charles Darwin -
(生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。)
このコロナ前後の環境変化に適応できるかどうかでチーム、組織、会社の強さが問われるのではないかと思います。Discordは適応の大きな助けとなることでしょう。
そして、これは個人的に感じているだけかもしれませんが、逆にDiscordにいない人たちとのコミュニケーションの難しさが際立って感じられるようにもなりました。今後はなるべく他部署の人たちにももっと参加していただければと思っています。この記事がDiscord布教に一役買うことを願っています。
次の記事で細かいDiscordの使い方も説明していきます。
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