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結婚式のスピーチでよくある発言で、深層心理が漏れてるなぁ、と感じた1コマ

先日結婚式に呼んでもらったので行ってきました。それはそれは楽しい素敵な結婚式でした。とてもいい式でした。そして、その中でスピーチをした人の言葉で漏れてるなぁ!と思うスピーチがあったので、ちょっとご紹介

人生の先輩からのスピーチ

新郎側でも新婦側でも、友人・上司・同僚・親戚など色々な立場の人が頼まれてスピーチをすることがあります。もう42歳にもなるといろんな人のスピーチを聞く機会がありました。今回だけに限った話でありませんが、多少気をつかっているなぁと配慮を感じながらも!
どこかで耳にする「よろしかったでしょうか?」ぐらい当たり前になっているような感じで、違和感を覚えないからついつい話してしまったような内容がどうしても引っかかってしまったので書いておこうと思いました。

よくある言葉の「お手伝い」の話

ちょっと時間が経ってしまったので!スピーチ内容はこんな感じの空気感で!と思ってください。
【スピーチ】出来る限りでいいのでゴミ出しや皿洗いなど、新郎くんは新婦さんの「お手伝い」をよくやれば家庭は円満にいくので!率先して「手伝うように」していきましょう。

よくある言葉の「出産や子ども」の話

【スピーチ】きっと子どもが出来て幸せな家庭を築く時には、先ほどの「お手伝い」は育児でも大切です。やれる範囲でいいので新婦さんは大変なので、率先して「手伝っていきましょう」

手伝うって本業ではない!

この「手伝う」という単語がどうしても引っかかってしまって違和感。あくまで新郎さんの本業はお仕事!
社員でやっている共働きの新婦さんのお仕事は本業!・・・ではない?まぁ色々と考えた末の言葉なのでしょうが、家事は女がするもの!みたいなニュアンスに感じ取れてしまいました。仕事も本業だし、家事もお互いの本業でしょう!!一緒に家族という一番最小な社会を一緒に構築していくわけなので、手伝うという意識でやられるとやってもらう側も気持ちよくない。
やる側もお手伝いなのにクオリティを求められるとストレスだったり。
両方にとっていいことないんだよなぁと。

出産や子どもが全てではない!

ジェンダー的にも自由だし。子どもはいらない、と選択するのも自由だし。子どもが欲しい、と思っていても出来ない人もいるだろうし。
ということで、他人が本人たちの幸せの定義を勝手に決めるのはどうなんだろうなぁと、聞いてて最近は難しい時代になったなぁと痛感していました。じゃスピーチで何を言えばいいんだ!と怒られてしまうかもしれませんが、ここら辺のお話を避けても別に話の内容には困らないと思います。なので、本人たちがいちばん伸び伸びと暮らしていけたり、本人達の望む夢や楽しい将来についての話ができれば一番なんじゃないかなぁと余計なことに気が回ってしまった結婚式のスピーチでした。

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