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J-JUN 『for you』『六等星』『One Heart』に見るコラボ力の変化

FNS歌謡祭、さらには、Mステウルトラsuper liveを通じて、今回、ジェジュンさんがコラボする楽曲が続きました。かつてグループ時代、慣れ親しんだコラボ、ハーモニー作りですが、今回の彼の歌から、かつてのハーモニーの作り方とは異なる点が見えましたので、それを分析してみます。

コラボ曲へのスタンス

ジェジュンがソロ活動を本格化させて4年が経ちました。
この4年で彼の何が変わったかと言えば、コラボする時のスタンスだと感じます。
コロナ禍の前、彼は音楽番組の中で、いくつかのコラボ曲を歌いました。
徳永英明や氷川きよしと歌った『壊れかけのRadio』、ミュージカル企画でサラ・オレインや生田絵梨花と歌った『美女と野獣』、さらには城田優と歌った『レイニー・ブルー』
これらの楽曲を歌うときの彼の歌から感じるスタンスは協調性です。
相手の歌声や音楽に合わせて自分の音楽を作るというスタンスで、この作り方は、かつてのグループ時代に培われたスタンスと感じます。
城田優のように、普段から交流があり、気心の知れた相手とのコラボの場合を除いて、このどのコラボに於いても、あくまでも相手の音楽に合わせて歌うという印象を持ちます。これが時には、消極的な歌になって、自己主張の強い相手とのコラボの場合、彼の良さを感じられないという印象になりがちでした。
ですが、今年の年末に歌ったコラボでは、彼が今までとは違うスタンスでのコラボ曲への取り組みを感じさせたのでした。

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